整数オーバーフローの検出
チェック ID: mathworks.sldv.integeroverflow
モデル内の整数または固定小数点データのオーバーフロー エラーを検出します
説明
このチェックは、整数または固定小数点の演算でのデータ型範囲を超える演算を特定します。
このチェックの推奨事項に従うと、組み込みアプリケーション用の MISRA C:2012 準拠コードと、CERT C 標準、CWE 標準、ISO/IEC TS 17961 標準に準拠するコードが生成される可能性が高くなります。
結果と推奨アクション
| 結果 | 推奨アクション |
|---|---|
| 失敗。モデルに互換性がない | モデルの非互換性を解決します。次を参照してください。
自動スタブによる非互換性処理 (Simulink Design Verifier)も参照してください。 |
| モデル内で整数のオーバーフローを検出 | 整数のオーバーフローの原因となる条件を表示するには、ハーネス モデルを作成します。ハーネスのシミュレーションを行うと、入力はエラーを再現します。モデル アドバイザー レポートで [テスト ケースを表示] をクリックします。 |
機能および制限事項
ライブラリ モデルでは動作しません。
マスク サブシステムの内容を解析します。既定では、入力パラメーター [マスク内を表示] は
allに設定されます。ライブラリにリンクされたブロックの内容を解析します。既定では、入力パラメーター [リンクに従う] は
onに設定されます。対象外指定を実行できない。
参考
MISRA C:2012: 命令 4.1
ISO/IEC TS 17961: 2013、intoflow
CERT C、INT30-C および INT32-C
CWE、CWE-190
Secure Coding (Embedded Coder)
バグの検出と対処 (Simulink Design Verifier)
整数オーバーフローおよびゼロ除算エラーの検出 (Simulink Design Verifier)