システム マスクの概要
システム マスクを使用すると、サブシステム ブロック線図またはモデルのカスタム インターフェイスを設計できるため、モデルの基となる複雑度をカプセル化できます。これにより、ユーザーが操作しやすいインターフェイスが実現されます。各モデルはそれぞれ独自のパラメーターおよびダイアログ ボックスをもつ複数のブロックで構成される場合があるため、システム マスクを使用すると、モデルに必要なパラメーターを含む統一されたマスクを容易に作成できるようになります。
システム マスクを使用する利点は次のとおりです。
マスク インターフェイスを介して主要なパラメーターを公開することで、Simulink® ブロックのパラメーター化が実現します。
カスタム機能とパラメーターをシステム マスク内にカプセル化することで、Simulink ブロックの再利用性が向上します。さまざまなモデルやプロジェクトで簡単に再利用できる、事前定義された動作を備えたブロックを作成できます。この再利用性により、時間が節約されるだけでなく、さまざまなシミュレーション間での一貫性と標準化も促進されます。
システム マスクを作成する方法は 2 つあります。サブシステム ファイルからシステム マスクを作成して別のサブシステム ブロック線図で参照するか、モデル マスクを作成して別のモデルで参照することができます。
サブシステム ファイルでのシステム マスクの作成と参照
システム マスクを使用してサブシステム ファイルをマスクし、それを別のサブシステム ファイルで参照できます。
システム マスクを作成するには、次のようにします。
サブシステム ファイルを作成し、ブロック線図を作成します。
Simulink ツールストリップの [サブシステム] タブで [システム マスクの作成] をクリックします。あるいは、キャンバス上の任意の場所を右クリックし、[システム マスク] 、 [システム マスクの作成] を選択します。[マスク エディター] ダイアログ ボックスが開きます。
パラメーターを追加し、マスクを保存します。
詳細については、Add a System Mask to a Subsystem Fileを参照してください。
モデル マスクの作成と参照
DC モーターの方程式を表すモデルを考えてみます。このモデルの Plant は、マスクされたモデルを参照する Model ブロックで、ユーザー インターフェイスを簡素化します。

Plant ブロックはマスクされたモデルのマスクと同じマスクを含み、そのマスクは編集できません。そのマスクは、マスクされたモデルの [マスク エディター] ダイアログ ボックスからのみ編集できます。
モデル マスクを作成するには、次のようにします。
マスク引数を定義します。
モデル マスクを作成します。
システム マスク パラメーターを表示します。
モデル参照ブロックを挿入し、マスクされたモデルを参照します。
モデル マスクの作成の詳細については、マスクしたモデルの作成と参照を参照してください。
Model ブロックからマスクされたモデルを参照すると、Model ブロックにマスクが自動的に生成されます。Model ブロックに生成されるマスクは、参照先のモデル マスクのコピーです。複数の Model ブロック インスタンスからマスクしたモデルを参照できます。
制限
システム マスクにはいくつかの制限があります。
マスク初期化コードは、モデルのシステム マスクではサポートされていません。これは、Model ブロックから参照モデルが直接変更されるのを防ぐためです。
システム マスクでは、マスク端子制約はサポートされていません。