条件付きサブシステムが無効な場合の出力値
条件付きサブシステムが無効である間は実行されませんが、出力信号は依然として他のブロックで使用できます。条件付きサブシステムが無効である間に、入力信号から初期条件を継承しないように指定した場合、サブシステムの出力を前の値で保持するか、それぞれの初期条件にリセットできます。
ディセーブル時の出力値を指定するには、次を行います。
条件付きサブシステム内で Outport ブロックのダイアログ ボックスを開きます。
[初期出力の値のソース] ドロップダウン リストから
[ダイアログ]
を選択します。このパラメーターは R2024a より前のリリースでのみ使用できます。R2024a 以降のモデルの場合は、スキップして手順 3 に進みます。[ディセーブル時の出力] ドロップダウン リストから、次のいずれかのオプションを選択します。
保持
— 最新の値を保持します。リセット
— 初期条件を使用します。
メモ
条件付き実行サブシステムの出力を Merge ブロックに接続している場合、[ディセーブル時の出力] を
[保持]
に設定してシミュレーション結果が矛盾しないようにします。簡易初期化モードを使用している場合、条件付き実行サブシステムを Merge ブロックに接続するときは
[保持]
を選択しなければなりません。詳細については、Underspecified initialization detectionを参照してください。[初期出力] ボックスに、初期値を入力します。
メモ
Enabled Subsystem 内の Outport ブロックがサブシステムの内容の実行と異なる速度で無効にされた場合に出力をリセットすると、無効にされた出力と実行された出力の両方がサブシステムの出力に書き込まれます。この動作により予期しない結果を招く場合があります。