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モデル コンポーネントの内容のプレビュー

コンテンツ プレビューを使用して、ブロック上の階層モデル要素 (サブシステムなど) の内容の表現を表示できます。コンテンツ プレビューは、階層を辿ることなく、階層要素の内容を確認するのに役立ちます。コンテンツ プレビューには、ブロック、信号、信号ラベルとブロック ラベル、サンプル時間の色分け、信号の強調表示、および Stateflow® アニメーションが表示されます。

既定の設定では、コンテンツ プレビューは新しい階層要素に対してオンになっています。この設定は、Simulink® 基本設定を使用して変更できます。[Simulink 基本設定] ダイアログ ボックスを開くには、[モデル化] タブで、[環境][Simulink 基本設定] を選択します。[エディター] ペインで、[新しい階層要素のコンテンツ プレビュー表示] オプションをオフにできます。

階層要素のコンテンツ プレビューを切り替えるには、コンテンツ プレビューを有効または無効にするブロックを選択し、[書式設定] タブで、[コンテンツ プレビュー] をクリックします。ブロックのコンテンツ プレビュー設定は Simulink セッション全体に適用されます。

以下の図は、コンテンツ プレビューを有効にした Throttle & Manifold サブシステムを示しています。

Simulink はブロックのサイズに適合するようにコンテンツ プレビューの大きさを調整します。コンテンツ プレビューを見やすくするため、ブロックをズームまたはリサイズできます。

コンテンツ プレビューは以下に対して有効にできます。

  • Subsystem ブロック

  • Model ブロック

  • Variant Subsystem ブロック

  • Stateflow のチャート、サブチャートおよびグラフィカル関数

コンテンツ プレビューを有効にすると表示されない場合もあります。コンテンツ プレビューは、以下については表示されません。

  • ライブラリ ブラウザーでの既定サイズより小さいサイズの階層ブロック アイコン

  • [アイコンの透明性] プロパティが [不透明] または [不透明 (端子あり)] に設定されているマスクされたブロック

  • マスク アイコン イメージがあるマスクされたブロック

  • [読み取り/書き込みアクセス許可] ブロック パラメーターが [NoReadOrWrite] に設定されている Subsystem ブロック

  • 参照モデルが保護モデルである Model ブロック

  • 参照モデルが読み込まれていない Model ブロック

  • Simulink エディターの基本設定で従来のブロック線図テーマが有効になっているモデル

メモ

コンテンツ プレビューを有効にすると、多くのブロックが含まれている階層要素を多く含むモデルの描画でわずかな遅延が発生することがあります。

プログラムでの使用

パラメーター: ContentPreviewEnabled
: 文字ベクトル
: 'on' | 'off'
既定の設定: 'on'

参考

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