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Simulink.sfunction.Analyzer クラス

パッケージ: Simulink.sfunction
スーパークラス:

Simulink S-Function アナライザー オブジェクトの作成

説明

このクラスによって、モデルまたはライブラリ内で S-Function のチェックを実行できます。これらのチェックには、S-Function に対する MEX コンパイラの設定のチェック、ソース コードのチェック、MEX ファイルのチェック、パラメーターのロバスト性のチェックが含まれます。チェック結果は MATLAB® 構造体または HTML レポートからアクセスできます。

S-Function アナライザーは S-Function 名に基づいて S-Function のソース コードをチェックします。MATLAB パス内で、ソース ファイルが S-Function と同じ名前をもつ単一の .c または .cpp ファイルの場合、S-Function ソース コードを自動的に解析に含めることができます。それ以外の場合は、ビルド情報を S-Function アナライザー API を介して指定できます。指定したパスでソース コードが使用できない場合、解析は省略されます。

作成

sfunAnalyzer = Simulink.sfunction.Analyzer(model) は指定するモデルで Simulink.sfunction.Analyzer オブジェクトを作成します。この場合、MATLAB パス内で、ソース コード ファイルが S-Function と同じ名前をもつ単一の .c または .cpp ファイルの場合は、S-Function のソース コードを自動的に解析に含めることができます。たとえば、指定したモデルに mysfun という S-Function が含まれていて、mysfun のソース ファイルが MATLAB パス内で単一のファイル mysfun.c の場合、 Simulink.sfunction.analyzer.BuildInfo オブジェクトが自動的に作成され、解析に含められます。

sfunAnalyzer = Simulink.sfunction.Analyzer(model,'BuildInfo',{bdInfo}) は、モデルおよび bdInfo という名前の Simulink.sfunction.analyzer.BuildInfo オブジェクトで Simulink.sfunction.Analyzer オブジェクトを作成します。

sfunAnalyzer = Simulink.sfunction.Analyzer(model,'Options',{opts}) は、モデルおよび opts という名前の Simulink.sfunction.analyzer.Options オブジェクトで Simulink.sfunction.Analyzer オブジェクトを作成します。

入力引数

すべて展開する

パス内のモデルの名前。string または文字ベクトルとして指定します。

名前と値の引数

引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。Name は引数名、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に表示されなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前は、名前と値をそれぞれコンマを使って区切り、Name を引用符で囲みます。

例: 'BuildInfo', {buildInfo}

buildinfo オブジェクトの cell 配列。詳細については、Simulink.sfunction.analyzer.BuildInfoを参照してください。

オプションを実行する S-Function アナライザーを指定するオブジェクト。これらのチェックには、Polyspace® Code Prover™ とパラメーターのロバスト性のチェックが含まれます。詳細については、Simulink.sfunction.analyzer.Optionsを参照してください。

メソッド

generateReportS-Function チェックの HTML レポートを生成
runS-Function でチェックを実行

バージョン履歴

R2017b で導入