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evalin

モデルのモデル ワークスペースの式を評価する

説明

result = evalin(mdlWks,expression) は、mdlWks で表される Simulink.ModelWorkspace オブジェクトで表されたモデル ワークスペースで式 expression を評価します。この関数は、result で式の結果を返します。

メモ

以下の理由により、モデル ワークスペースの変数プロパティを設定および取得するには、evalin ではなく、setVariablePart および getVariablePart を使用することを検討してください。

  • これらの関数は、新しい変数を作成せず、また、意図しない結果を引き起こすことがない。

  • getVariablePart は、モデルを変更未保存 (ダーティ) にすることがない。

これらの代替方法の詳細については、Simulink.ModelWorkspace を参照してください。

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モデル例 vdp を開きます。

openExample('simulink_general/VanDerPolOscillatorExample')

vdp のモデル ワークスペースを表す Simulink.ModelWorkspace オブジェクトを作成します。

mdlWks = get_param('vdp','ModelWorkspace');

モデル ワークスペースにいくつかの変数を作成します。

assignin(mdlWks,'myVar',5.12)
assignin(mdlWks,'myOtherVar',7.22)

モデル ワークスペースの式 myLastVar = myVar + myOtherVar を評価します。この式で、値が最初の 2 つの変数の和となる別の変数 myLastVar が作成されます。

evalin(mdlWks,'myLastVar = myVar + myOtherVar');

入力引数

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ターゲット モデル ワークスペース。Simulink.ModelWorkspace オブジェクトとして指定します。

評価する式。文字ベクトルとして指定します。

例: 'myLastVar = myVar + myOtherVar'

データ型: char

出力引数

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評価された式の結果。数値、構造体、または他の MATLAB 値として返されます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入