Simulink.Mask.set
既存のマスクのプロパティを設定
説明
set(
は、引数として名前と値のペアを使用して指定したマスク プロパティを設定します。maskobj
,Name,Value
)
BlockName
という名前のブロック上のマスクのマスク オブジェクトを取得するには、次のコマンドを使用します。
maskobj = Simulink.Mask.get("BlockName"
)
例
既存のマスク ブロックのプロパティを設定
マスクされたブロックのパスを使用して、オブジェクトとしてマスクを取得します。
maskobj = Simulink.Mask.get('setparameter/Subsystem');
マスク アイコンを透明にして、マスクのドキュメンテーションで概要を示すようにマスクを変更します。
set(maskobj,'IconOpaque','off','Type','Random number generator',... 'Description','This block generates random numbers.');
入力引数
maskobj
— マスク オブジェクト
空 (既定値)
マスク サブシステムのマスク オブジェクト。オブジェクトとして指定します。
データ型: object
名前と値の引数
引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。Name
は引数名、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に表示されなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前は、名前と値をそれぞれコンマを使って区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: set(maskobj,'IconOpaque','off','Type','Random number generator',... 'Description','This block generates random numbers.');
Type
— ブロックのマスク タイプ
文字ベクトル | string
関連付けられたブロックのマスク タイプを文字ベクトルまたは string として指定します。
データ型: char
| string
Description
— ブロックの説明
文字ベクトル | string
ブロックの説明。文字ベクトルまたは string として指定します。
データ型: char
| string
Help
— マスク ブロックのヘルプ テキスト
文字ベクトル | string
マスク ブロックのヘルプ テキスト。文字ベクトルまたは string として指定します。
データ型: char
| string
Initialization
— 初期化コマンド
文字ベクトル | string
マスク ブロックの初期化コマンド。文字ベクトルまたは string として指定します。
データ型: char
| string
SelfModifiable
— ブロックの内容の変更を許可するオプション
off
(既定値) | on
ブロックの内容の変更を許可するオプション。logical として指定します。
データ型: logical
Display
— ブロック アイコンの MATLAB® コード
文字ベクトル | string
ブロック アイコンの MATLAB コード。文字ベクトルまたは string として指定します。
データ型: char
| string
IconFrame
— ブロック フレームの可視性
off
(既定値) | on
ブロック フレームの可視性。logical 値として指定します。
データ型: logical
IconOpaque
— アイコンを不透明にするオプション
opaque
(既定値) | transparent
アイコンを不透明にするオプション。logical として指定します。
opaque: アイコンを不透明にします。
transparent: アイコンを透明にします。
データ型: string
| char
RunInitForIconRedraw
— 描画コマンドの実行前に初期化を実行するオプション
auto
(既定値) | on
| off
マスク アイコン コマンドを実行する前にマスク初期化コマンドを実行するオプション。列挙データ型として指定します。
データ型: enum
IconRotate
— アイコンをブロックと一緒に回転させるオプション
なし (既定値) | port
アイコンをブロックと一緒に回転させるオプション。列挙データ型として指定します。
データ型: enum
PortRotate
— 端子の回転タイプ
default (既定値) | physical
端子の回転タイプ。列挙データ型として指定します。このプロパティを default
に設定すると、時計回りに回転した後、ブロックの上下に並ぶ端子の番号が左から右の順番になるように、およびブロックの左右に並ぶ端子の番号が上から下の順番になるように端子が並べ替えられます。このプロパティを physical
に設定すると、時計回りに回転した後、端子は並べ替えられずにブロックと共に回転します。
データ型: enum
IconUnits
— 描画コマンドの単位
autoscale (既定値) | pixels | normalized
描画コマンドの単位。列挙型として指定します。autoscale
の場合、ブロックのフレームに合わせてアイコンのサイズが調整されます。normalized
の場合、左下隅の座標が (0,0) で右上隅の座標が (1,1) であるブロック フレーム内にアイコンが描画されます。0 ~ 1 の X および Y の値のみが表示されます。ブロックのサイズが変更されると、アイコンのサイズも変更されます。pixels
の場合、ピクセルで表現された X 値と Y 値でアイコンが描画されます。ブロックのサイズが変更されても、アイコンのサイズは自動的に変更されません。
データ型: enum
SaveCallbackFileWithModel
— コールバック ファイルをモデルと一緒に保存するオプション
オフ (既定値) | オン
このオプションは、マスク初期化コードとマスク コールバック コードが別の MAT ファイルに含まれている場合にコールバック ファイルをモデルと一緒に保存するために使用します。logical 値として指定します。
データ型: logical
Callbackfile
— コールバック ファイルの名前
空 (既定値) | 文字ベクトル | string
マスク初期化コードとマスク コールバック コードを含むコールバック ファイルの名前。文字ベクトルまたは string として指定します。
データ型: char
| string
Parameters
— マスク パラメーターのプロパティ
Simulink.MaskParameter
オブジェクト
マスク パラメーターのプロパティ。Simulink.MaskParameter
オブジェクトとして指定します。
データ型: object
PortIdentifiers
— 端子識別子のプロパティ
Simulink.Mask.PortIdentifiers
オブジェクト
端子識別子のプロパティ。Simulink.Mask.PortIdentifiers
オブジェクトとして指定します。
データ型: object
ParameterConstraints
— パラメーター制約のプロパティ
Simulink.Mask.Constraints
オブジェクト
パラメーター制約ルールを追加または削除するオプション。Simulink.Mask.Constraints
オブジェクトとして指定します。
データ型: object
CrossParameterConstraints
— パラメーター間の制約
Simulink.Mask.CrossParameterConstraints
オブジェクト
パラメーター間の制約。Simulink.Mask.CrossParameterConstraints
オブジェクトとして指定します。
データ型: object
PortConstraints
— 端子制約のプロパティ
Simulink.Mask.PortConstraint
オブジェクト
端子制約を追加または削除するオプション。Simulink.Mask.PortConstraint
オブジェクトとして指定します。
データ型: object
CrossPortConstraints
— 端子間制約のプロパティ
Simulink.Mask.CrossPortConstraint
オブジェクト
マスク ブロックの端子の制約を追加または削除するオプション。Simulink.Mask.CrossPortConstraint
オブジェクトとして指定します。
データ型: object
バージョン履歴
R2014a で導入
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