Symbol

C Function ブロック データ シンボル

説明

C Function ブロック シンボルとそのプロパティを定義します。

作成

次のいずれかの方法により、Symbol オブジェクトにアクセスします。

• 関数 addSymbol

• 関数 getSymbol

• SymbolSpec オブジェクトの Symbols プロパティにアクセスします。

プロパティ

Name — ソース コード内のシンボル名

文字ベクトル

ソース コード内のシンボル名。文字ベクトルとして指定します。

データ型: character

PortNumber — 端子番号

スカラー整数

端子番号。スカラー整数として指定します。入力シンボルと出力シンボルの場合、PortNumber はブロックの端子インデックスを示します。パラメーター シンボルの場合、PortNumber はブロック パラメーター マスクにシンボルが表示される順序を示します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

Size — シンボルのサイズの次元

'1' (既定値) | 文字ベクトル

シンボル データのサイズ。スカラー整数が含まれる文字ベクトルとして指定します。C Function ブロックはスカラーとベクトルのみをサポートします。行列および高次の配列はサポートされません。サイズ式を使用して出力のサイズを定義できます。-1 を使用してサイズを継承します。

データ型: character

Type — シンボルのデータ型

'double' (既定値) | 文字ベクトル

シンボルのデータ型。数値データ型として評価される文字ベクトルとして、またはSimulink.AliasTypeオブジェクトとして指定します。

例: mySymbol.DataType = 'int32'

データ型: char

Scope — シンボルのスコープ

'Input' (既定値) | 'Output' | 'Persistent' | 'Parameter' | 'Constant'

シンボルのスコープ。以下のいずれかの値として指定します。

• Input — C Function ブロックへの入力シンボル。

• Output — C Function ブロックへの出力シンボル。

• Parameter — パラメーターとしてシンボルを定義します。パラメーター名はシンボルの Label プロパティによって定義されます。

• Persistent — シンボルを永続データとして定義します。

• C Function ブロックで Persistent スコープを使用して、void ポインターを定義できます。"void ポインター" は、作成する、または割り当てるあらゆる型のデータを格納できるポインターです。

• Constant — 値とサイズの式、または数値式を使用して、定数としてシンボルを定義します。

データ型: character

Label — シンボルのラベル

文字ベクトル

シンボルのラベル。文字ベクトルとして指定します。スコープが Input または Output に設定されたシンボルの場合、このラベルはブロックの端子名として表示されます。スコープが Parameter に設定されたシンボルでは、このラベルはブロック パラメーター マスクに表示されるラベルです。スコープが Constant の場合、ラベルは定数式です。ラベルを Persistent シンボルに定義することはできません。

データ型: character

バージョン履歴

R2020a で導入

参考

関数

• addSymbol | getSymbol | deleteSymbol

オブジェクト

• SymbolSpec

ブロック

• C Function

トピック

• C Function ブロックを使用した外部 C/C++ コードの Simulink への統合