エクスポート プロファイルを使用してプロジェクトのサブセットをエクスポート
この例では、エクスポート プロファイルを使用してプロジェクトのリリース バージョンをエクスポートする方法を説明します。エクスポート プロファイルの例では、プロジェクトの開発にのみ利用し、プロジェクトの最上位のモデルの実行には必要のないファイルをプロジェクトから削除して、エクスポートするプロジェクトを効率化します。
例のファイルを設定しプロジェクトを開く
1. 次のコマンドを実行して、airframe の作業用コピーを作成して開きます。
sldemo_slproject_airframe;
Building with 'MinGW64 Compiler (C)'. MEX completed successfully.
分類ラベル セットは、プロジェクトの各ファイルの目的を定義するために使用します。このプロジェクト例では、新しいラベル 'Analysis'、'Upgrade' および 'Utility' を 'Classification' ラベル セットに追加します。これらのラベルは、カスタムの解析タスク、最新バージョンへのアップグレードおよび汎用ユーティリティ関数に使用されるファイルを識別するために使用します。
プロジェクト内の一部のファイルはプロジェクトの開発には利用されますが、エクスポート時にプロジェクトのリリース バージョンに含める必要はありません。この例では、'Analysis'、'Test'、'Upgrade' および 'Artifact' のラベルをもつプロジェクト内のラベル付きファイルは、プロジェクトのリリース バージョンに含める必要はありません。
この例では、エクスポート プロファイルの管理機能を使用して、付加されているラベルに基づいて、エクスポートされるプロジェクトからファイルを除外する方法を示します。
エクスポート プロファイル マネージャー ツールを開く
プロジェクトで使用できるエクスポート プロファイルを表示するには、次を行います。
2. [プロジェクト] ツールストリップ タブの [共有] ボタンをクリックします。
3. メニュー項目 [エクスポート プロファイルの管理] を選択します。
[エクスポート プロファイルの管理] ダイアログ ボックスが表示されます。
左側のパネルには、定義されているすべてのエクスポート プロファイルが表示されます。airframe プロジェクトは、'Release' という名前の 1 つのエクスポート プロファイルを定義しています。このファイルは、ダイアログ ボックスで既に選択されていなければなりません。
エクスポート プロファイルには 2 つのパネルが表示されます。1 つ目のパネルには、ファイルに付加された場合、そのファイルがエクスポートされなくなるラベルが示されています。Release プロファイルは、'Analysis'、'Test'、'Artifact' または 'Upgrade' のラベルが付加されたファイルがエクスポートされないように定義されています。
2 つ目のパネルでは、エクスポートされるプロジェクトに含まれないラベルが定義されます。エクスポートするプロジェクトのファイルでラベル 'Analysis' および 'Upgrade' は使用されないため、ここではこれらのラベルは削除されます。
エクスポート プロファイル インターフェイスを使用して新しいプロファイルを定義し、既存のプロファイルを削除できます。
プロジェクトのエクスポート時のエクスポート プロファイルの使用
エクスポート プロファイルを使用するには、次を行います。
4. [プロジェクト] ツールストリップ タブの [共有] ボタンをクリックします。
5. [zip アーカイブ] を選択します。
6. プロジェクトのアーカイブ ダイアログで、適用するエクスポート プロファイルを選択します。airframe プロジェクトで定義されたプロファイルを使用するには 'Release' プロファイルを選択します。
7. [アーカイブ] ボタンをクリックし、選択したエクスポート プロファイルを使用してプロジェクトをエクスポートします。