ラベルを使用したプロジェクト ファイルのサブセットの共有
この例では、エクスポート プロファイルを使用してプロジェクトのリリース バージョンをエクスポートする方法を説明します。エクスポート プロファイルではラベルを使用して、アーカイブの作成時にファイルをプロジェクトから削除します。エクスポート プロファイルを使用して、プロジェクト開発にのみ利用するファイルを除外します。
プロジェクト ラベルの確認
プロジェクトのラベル セットを確認するには、[ラベル] ペインを使用します。
どのプロジェクトにも、ロック アイコン で識別できる既定の分類ラベル セットがあります。
このプロジェクト例では、4 つのユーザー定義ラベル
Analysis
、Upgrade
、Utility
およびTest Utility
を Classification ラベル カテゴリに追加します。新しいラベルを作成する場合は、ラベルの作成を参照してください。
ラベルを使用して次のタスクを実行できます。
プロジェクトの各ファイルの目的を定義する。たとえば、このプロジェクトではユーザー定義ラベルを使用して、カスタムの解析タスク、最新バージョンへのアップグレード、および汎用ユーティリティ関数に使用されるファイルを識別します。
他のユーザーと共有する前にプロジェクト アーカイブからファイルを除外する。
エクスポート プロファイルの確認と作成
プロジェクト ファイルの中には、プロジェクトの開発フェーズでのみ利用されるものもあります。プロジェクトのリリース バージョンを共有するには、ラベルを使用してプロジェクト アーカイブからファイルを除外します。この例では、Analysis
、Test
、Test Utility
および Upgrade
というラベルが付いたプロジェクト ファイルを共有しません。
[エクスポート プロファイル] ツールを使用して、アーカイブ プロジェクトに含めるファイルと除外するファイルを管理します。
プロジェクトで使用できるエクスポート プロファイルを表示するには、[プロジェクト] タブで [共有]、[エクスポート プロファイルの管理...] を選択します。左側のペインに、既存のエクスポート プロファイルがリストされます。このプロジェクト例には、Release
という 1 つのエクスポート プロファイルがあります。このエクスポート プロファイルは、[ファイル] ペインにリストされているラベルが付いたプロジェクト ファイルを除外します。また、Release
プロファイルは、[ラベル] ペインにリストされているラベルをエクスポートされるプロジェクトから削除します。
新しいエクスポート プロファイルを作成するには、[+] をクリックし、エクスポート プロファイルの名前を指定します。
1. [ファイル] ペインで、ファイルをラベルに基づいて最終的なプロジェクト アーカイブから除外するように選択します。大規模なプロジェクトから小さいファイルのサブセットのみを共有する必要がある場合は、代わりに含める方のオプションを選択します。
2. [ファイル] ペインで [+] をクリックし、除外するか含めるファイルのラベルを選択して [OK] をクリックします。
3. エクスポートされるプロジェクトからユーザー定義ラベルを除外することもできます。[ラベル] ペインで [+] をクリックし、エクスポートしないカスタム ラベルを選択して [OK] をクリックします。
4. [適用] をクリックして、変更を保存します。
エクスポート プロファイルを使用したプロジェクトのエクスポート
Analysis
、Test
、Test Utility
および Upgrade
というラベルが付いたプロジェクト ファイルを含まないプロジェクトのリリース バージョンを共有するには、Release
エクスポート プロファイルを使用します。
1. [プロジェクト] タブで、[共有]、[アーカイブ] を選択します。
2. Release
エクスポート プロファイルを選択します。
3. [名前を付けて保存] をクリックします。
4. アーカイブ ファイルの名前とタイプを指定し、[保存] をクリックします。
または、関数export
を使用してプロジェクトをプログラムでエクスポートします。
export(proj,"myProjectArchive.mlproj",ExportProfile="Release")