到達不能の実行パス
説明
チャート構造が無効な実行パス上にある場合に実行する診断アクションを選択します。次の構造が到達不能の実行パスの原因となる可能性があります。
遷移先のステート、ジャンクション、または端子に接続していない未接続の遷移
同じ遷移元からの他の遷移の実行を妨げる無条件遷移による遷移の優先順位低下
到達可能な遷移元からの遷移に接続されていないステート、ジャンクション、または端子
ステートでの
during
アクションの実行や子ステート間の遷移を妨げる、ステートから外に出る無条件遷移
カテゴリ: 診断
設定
既定の設定: 警告
なし
警告またはエラーは表示されません。
警告
警告が表示されます。
エラー
エラーが表示され、シミュレーションが停止します。
ヒント
この診断では、常に真または偽のいずれかになる遷移条件に起因する到達不能の実行パスは検出されません。たとえば、次のチャートにおいて、ステート D
への無条件遷移が有効にならないことは診断で検出されません。
Simulink® Design Verifier™ がある場合は、このタイプの到達不能の実行パスについて、デッド ロジックの検出を使用してチャートを解析できます。詳細については、デッド ロジックの検出 (Simulink Design Verifier)を参照してください。
コマンド ライン情報
パラメーター: SFUnreachableExecutionPathDiag |
値: 'none' | 'warning' | 'error' |
既定の設定: 'warning' |
推奨設定
アプリケーション | 設定 |
---|---|
デバッグ | 警告 |
トレーサビリティ | 影響なし |
効率性 | 影響なし (シミュレーション時)なし (量産コード生成時) |
安全対策 | エラー |
関連するトピック
- モデル コンフィギュレーション パラメーター: Stateflow 診断
- 編集時のモデリング エラーの検出 (Stateflow)
- デッド ロジックの検出 (Simulink Design Verifier)