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未定義の関数および変数の処理

説明

Stateflow® チャート、C Caller ブロック、C Function ブロック、MATLAB Function ブロック、または MATLAB System ブロックを含むモデルの C ソース コード ファイル内にある未定義の関数と変数の動作を指定します。関数または変数をソース ヘッダー ファイル内で宣言してあるが、ソース コードに実装していない場合、Simulink® はこの設定に従って動作します。設定に応じて、Simulink は関数および変数をヘッダー ファイルから取得し、C ソース コード ファイルで定義されていない場合はゼロに等しいスタブ関数およびスタブ変数を作成します。デスクトップ シミュレーションと互換性がないコードの場合や関連するヘッダー ファイルを使用して外部コードへのインターフェイスを導入する場合は、このパラメーターを [インターフェイスのみを使用] に設定します。

カテゴリ: Simulation Target

設定

既定の設定: フィルターで除外

エラー発生

C ソース コード内の関数または変数が未定義の場合、エラーを返します。Simulink でゼロに等しいスタブ関数またはスタブ変数は生成されませんが、それらの関数および変数は C Caller ブロックの [端子仕様] テーブルに表示されます。

フィルターで除外

C ソース コード内の未定義の関数および変数をフィルターで除外します。Simulink でゼロに等しいスタブ関数またはスタブ変数は自動的に生成されず、それらの関数および変数は C Caller ブロックの [端子仕様] テーブルにも表示されません。

C ソース コード内に未定義の関数または変数があり、Stateflow チャート、MATLAB Function ブロック、または MATLAB System ブロックを含むモデル内でそれらの関数が呼び出される場合、Simulink によってエラーが返されます。モデルのブロック内のカスタム コードに未定義の関数または変数が含まれている場合は、Simulink によって警告が表示されます。

検出しない

ソース コード内の関数または変数を検出しません。Simulink でゼロに等しいスタブ関数またはスタブ変数は自動的に生成されませんが、それらの関数および変数は C Caller ブロックの [端子仕様] テーブルに表示されます。

インターフェイスのみを使用

C ソース コード内の未定義の関数および変数を検出します。Simulink でゼロに等しいスタブ関数およびスタブ変数が生成されてモデル内に表示され、Stateflow チャート、C Function ブロック、MATLAB Function ブロック、および MATLAB System ブロックから呼び出せるようになります。

コマンド ライン情報

パラメーター: CustomCodeUndefinedFunction
: 'ThrowError' | 'FilterOut' | 'DoNotDetect' | 'UseInterfaceOnly'
既定の設定: 'FilterOut'

推奨設定

アプリケーション設定
デバッグ影響なし
トレーサビリティ影響なし
効率性推奨なし
安全対策推奨なし

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