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定義されていないサブシステムの初期出力のチェック

説明

モデルに含まれている条件付き実行サブシステムにおいて、初期条件が定義されていない Outport ブロックが指定された初期条件をもつブロックによって駆動されている場合に、警告を表示するかどうかを指定します。

カテゴリ: 診断

設定

既定の設定: オン

オン

モデルに含まれている条件付き実行サブシステムにおいて、初期条件が定義されていない Outport ブロックが指定された初期条件をもつブロックによって駆動されている場合に、警告を表示します。

オフ

警告を表示しません。

ヒント

  • 初期条件が定義されていない ([初期出力] パラメーターが [] に設定されている) Outport ブロックが、指定された初期条件をもつブロック (Constant、Initial Condition、または Delay ブロックなど) によって駆動されている場合は、この状況が生じます。

  • このようなサブシステムをもつモデルによって現在のリリースで (条件付き実行サブシステムの初期のアクティブ化の前に) 生成される初期結果は、Release 13 以前で生成された初期結果とは異なる可能性があります。

    たとえば、次のようなモデルがあるとします。

    このモデルは、Triggered Subsystem の出力端子の初期条件を定義しません。

    次の図は、このモデルの Step ブロックと Triggered Subsystem の出力を重ね合わせて、Release 13 と現在のリリースの間で比較したものです。

    Triggered Subsystem の初期出力が 2 つのリリース間で異なることがわかります。これは、Release 13 以前では、出力端子に接続されたブロック (つまり、Constant ブロック) の初期出力が、Triggered Subsystem の初期出力として使用されるためです。一方、このリリースでは、端子の初期出力がモデルによって指定されていないため、Triggered Subsystem の初期出力として 0 が出力されます。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[指定不足の初期化の検出][クラシック] に設定します。

コマンド ライン情報

パラメーター: CheckSSInitialOutputMsg
値: 'on' | 'off'
既定の設定: 'on'

推奨設定

アプリケーション設定
デバッグ影響なし
トレーサビリティ影響なし
効率性影響なし
安全対策オン

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