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データ転送に対するレート変換を自動的に取り扱う

展開されたコードにおける異なるサンプル時間の間のデータ転送の整合性を確保するオプション

モデル コンフィギュレーション ペイン: ソルバー

説明

[データ転送に対するレート変換を自動的に取り扱う] パラメーターは、展開されたコード内の異なるサンプル時間の間で転送されるデータの整合性を確保するオプションを提供します。このオプションを選択すると、サンプル時間が異なるブロック間に Rate Transition ブロックが挿入されます。挿入された Rate Transition ブロックにより、展開されたコード内のデータが、値を上書きすることなく異なるサンプル時間の間で確実に転送されます。

詳細については、Control Data Transfer Behavior in Generated Code (Simulink Coder)を参照してください。

設定

off (既定値) | on
off

Rate Transition ブロックはサンプル時間の異なるブロック間に挿入されません。ソフトウェアがサンプル時間の遷移を検出した場合、遷移をなくすようにモデルを変更するか、Rate Transition ブロックを手動で挿入する必要があります。

on

ソフトウェアにより、サンプル時間が異なるブロック間に Rate Transition ブロックが挿入され、非同期タスクと周期的タスクのためにレート変換が処理されます。

非同期タスクの場合、挿入されたブロックが構成され、データ転送中のデータの整合性が確保されますが、確定性は保証されません。

このオプションを選択すると、[確定的なデータ転送] パラメーターが有効になります。これにより、周期的タスクのデータ転送確定性のレベルを制御できるようになります。

プログラムでの使用

パラメーター: AutoInsertRateTranBlk
型: string | 文字ベクトル
値: "on" | "off"
既定の設定: "off"

バージョン履歴

R2007a で導入