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バリアント条件の算術演算
説明
Simulink® ソフトウェアがバリアント ブロック内に指定されたバリアント条件で算術演算 (+、-、*、idivide、rem) を検出した場合に行う診断アクションを選択します。
カテゴリ: 診断
設定
既定の設定: エラー
メモ
R2019a より前に作成されたモデルの場合、既定値は [警告]
です。
なし
Simulink ソフトウェアによって検出された算術演算が、[バリアントのアクティベーションのタイミング] オプションが
[コードのコンパイル]
に設定されているバリアント ブロック内に指定されたバリアント条件にある場合、ソフトウェアは何のアクションも実行しません。警告
Simulink ソフトウェアによって検出された算術演算が、[バリアントのアクティベーションのタイミング] オプションが
[コードのコンパイル]
に設定されているバリアント ブロック内に指定されたバリアント条件にある場合、ソフトウェアは警告を表示します。エラー
Simulink ソフトウェアによって検出された算術演算が、[バリアントのアクティベーションのタイミング] オプションが
[コードのコンパイル]
に設定されているバリアント ブロック内に指定されたバリアント条件にある場合、ソフトウェアは警告を表示し、シミュレーションを終了します。
メモ
シミュレーションとコード生成間の動作に違いがある可能性があるため、既定値 error
を使用することをお勧めします。たとえば、Variant Source ブロックで条件 V * W == 10
を使用し、Simulink Coder により生成されたコードにブロックでプリプロセッサの条件を生成するよう要求します。その結果、生成された C コードに "#if V*W == 10"
が含まれます。Simulink は V
と W
に int32 型を使用しますが、コンパイラで使用される整数型は実装に依存します。したがって、V
と W
の大きい値の場合、シミュレーションとコード生成間の動作に違いが生じる可能性があります。モデルで算術演算を使用する場合は、診断を緩和するのでなく、その用法を削除することを検討しなければなりません。
コマンド ライン情報
パラメーター: ArithmeticOperatorsInVariantConditions |
値: 'none' | 'warning' | 'error' |
既定の設定: 'error' |
推奨設定
アプリケーション | 設定 |
---|---|
デバッグ | 影響なし |
トレーサビリティ | 影響なし |
効率性 | 影響なし |
安全対策 | 影響なし |