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Simulink Copilot を使用してモデルとエラーを理解する

Simulink® Copilot により、Simulink 環境向けに生成 AI を活用した機能が提供されます。

Simulink Copilot を使うと、次のことができます。

  • モデルとモデル要素への理解を深める。

  • モデルの改良に関するガイダンスを得る。

  • エラーと警告メッセージを解析し、修正する際に支援を得る。

これらの機能は特に、自身で設計していないモデルを改良する予定の場合に、モデルを理解するのに役立ちます。Copilot は、開いているモデルだけでなく、関連する MathWorks® ドキュメンテーションや他のリソースに基づいて回答を生成します。

モデルには、以下を含めることができます。

  • Simscape™、Stateflow®、および DDS Blockset などの他の MathWorks 製品のブロックや機能。

  • System Composer™ や AUTOSAR Blockset などの MathWorks 製品を使用して作成されたソフトウェア コンポーネントやアーキテクチャ モデル。

ユーザー モデルを理解する

Copilot を使用して、モデルの機能やアルゴリズムをより深く理解するには、まずモデルを開きます。この例では、コマンド ウィンドウで次のコマンドを実行して sldemo_absbrake モデルを開きます。

openExample('simulink_automotive/ModelingAnAntiLockBrakingSystemExample')

[Copilot チャット] パネルを開きます。プロンプトを入力して、説明を依頼します。おおまかな説明が必要なのか、あるいは詳細な説明が必要なのかを指定できます。

Explain Model

このモデルは、アンチロック ブレーキ システムを実装して、ブレーキの条件下での車両の動的動作をシミュレーションします。バンバン制御の戦略を使用して、ブレーキ システムを制御します。この制御ロジックについて、Copilot に説明を依頼することができます。

Explain the control logic of the braking system.

モデルへの理解を深めるために、モデルの機能と実装の詳細について具体的な質問をすることができます。たとえば、車輪速度を計算するコンポーネント、またはアンチロック ブレーキ システムを実装するコンポーネントはどれかを質問します。Copilot の回答内にあるモデル要素のハイパーリンクを使用して、モデル キャンバス内の要素に移動できます。

Explain highlighted model elements.

次のような解析に関する質問をすることができます。

  • What are the key components involved in the anti-lock braking system, and how do they interact?

  • How does the bang-bang control strategy work within the context of this model?

  • What outputs are visualized during simulation, and how do they reflect the performance of the anti-lock braking system?

モデル要素を理解する

Copilot にモデル内のブロックについて説明するよう依頼し、そのブロックがモデルの機能の実装にどのように貢献しているのかをより深く理解し、確認することができます。まず、モデル キャンバスでブロックを選択します。次に、選択したブロックを右クリックし、[Simulink Copilot で説明する] アイコンをクリックします。[Copilot チャット] パネルで、ブロックについて Copilot が説明します。複数のブロックを選択して、コンテキスト メニューから説明を依頼できます。

Explain Highlighted blocks

または、プロンプトを入力して、選択したブロックの説明を依頼することもできます。以下に例を示します。

  • Explain the selected block

  • Explain the <block name> block

モデルの改良に関する設計ガイダンスを得る

目標を達成するためにモデルを改良する方法について、Copilot にガイダンスを求めることができます。たとえば、sldemo_absbrake モデルに実装されているアンチロック ブレーキ システムのブレーキ応答時間と安定性を向上させる必要がある場合に、Copilot にガイダンスを求めます。

What adjustments can I make to controller parameters to enhance the braking response time and stability?

プロンプトで目標を指定して、Copilot に設計ガイダンスを求めることができます。

エラーを理解し、修正する際に支援を得る

モデルを設計または変更する際に、診断ビューアーにエラーや警告が表示される場合があります。エラーや警告について、Copilot に説明を依頼することができます。

エラーや警告の説明を得るには、その上にカーソルを合わせて、横に表示される アイコンをクリックします。通常、回答には説明および考えられる解決策が提供されます。具体的な回答は、発生したエラーや警告の種類によって異なります。エラーや警告に対する Copilot の典型的な回答には、エラーまたは警告の説明、考えられる解決策、およびドキュメンテーションへのリンクが含まれます。

Explaining errors

制限事項

  • Simulink Copilot は、モデル内のすべてのブロック パラメーター、プロパティ、信号の説明を提供するとは限りません。

  • Simulink Copilot は、モデル内のすべての Stateflow、Simscape、および System Composer 要素の説明を提供するとは限りません。

  • モデル内でコメントアウトされているブロックは、Simulink Copilot により検出も報告もされません。Copilot にブロックのリストを依頼した場合、または開いているモデルにコメントアウトされているブロックが含まれているかどうかを明示的に質問した場合、コメントアウトされているブロックが存在していても、Copilot からは存在しないと回答される可能性があります。

  • 大規模モデルまたは非常に複雑なモデルの場合は、Simulink Copilot により詳細な説明が生成または提供されないことがあります。参照モデルを含む大規模モデルでこの問題を回避するには、参照モデルを最上位モデルとして開きます。その後、各最上位モデルで [Copilot チャット] パネルを開き、Copilot にモデルについて説明するように依頼します。これらの方法により、解析の範囲を絞り込み、Copilot からより精度の高い回答を得られるようにします。

  • Simulink Copilot はモデルを作成できません。

  • Simulink Copilot はモデルを変更できませんが、要件に基づいて変更方法を提案することはできます。

  • Simulink Copilot は Simulink モデル (.slx files) でのみサポートされています。たとえば、スタンドアロンの Stateflow チャート (.sfx ファイル) を開いても、ツールストリップに [Simulink Copilot チャット] ボタンは表示されません。

  • Simulink Online では Copilot はサポートされていません。

  • MATLAB に関する質問については、Simulink Copilot は回答を生成できますが、詳細が不足している場合や質問に完全には対応できない場合があります。MATLAB に関する質問には、MATLAB® Copilot を使用してください。詳細については、MATLAB Copilot を使用してコードを説明する (MATLAB Copilot)を参照してください。

参考

トピック