三角波のスルー レート
この例では、三角波の上り傾きと下り傾きの推定としてスルー レートを使用する方法を示します。3 つの三角波を作成します。波形の 1 つは の上り傾きと下り傾きをもち、別の 1 つの波形は の上り傾きと下り傾きをもち、そして残りの 1 つの波形は の上り傾きと の下り傾きをもちます。slewrate を使用して、波形の傾きを求めます。
tripuls を使用して、 の上り傾きと下り傾きをもつ三角波を作成します。サンプリング間隔を 0.01 秒に設定します。これはサンプル レート 100 Hz に相当します。
dt = 0.01; t = -2:dt:2; x = tripuls(t);
三角波のスルー レートを計算してプロットします。サンプル レート 100 Hz を入力して正確な正負の傾きの値を求めます。
slewrate(x,1/dt)

ans = 1×2
2.0000 -2.0000
傾きが になるように三角波の幅を変更します。スルー レートを計算してプロットします。
x = tripuls(t,4); slewrate(x,1/dt)

ans = 1×2
0.5000 -0.5000
の上り傾きと の下り傾きをもつ三角波を作成します。スルー レートを計算します。
x = tripuls(t,5/2,-3/5); s = slewrate(x,1/dt)
s = 1×2
2.0000 -0.5000
s の最初の要素は上り傾きで、2 番目の要素は下り傾きです。結果をプロットします。
slewrate(x,1/dt);
