sigwin.bartlett クラス

名前空間: sigwin

バートレット ウィンドウ オブジェクトの構築

説明

メモ

sigwin.bartlett の使用は推奨されていません。代わりに bartlett を使用してください。

sigwin.bartlett では、ウィンドウ法でのスペクトル解析や FIR フィルター処理に使用する、バートレット ウィンドウ オブジェクトのハンドルが作成されます。オブジェクト メソッドにより、ウィンドウの値をワークスペースにインポートし、ASCII ファイルにエクスポートできます。

N が偶数の場合、バートレット ウィンドウは次の方程式で定義されます。

$$w(n)=\{\begin{array}{ll}\frac{2n}{N-1}\hfill & 0\le n\le N/2-1\hfill \\ 2-\frac{2n}{N-1}\hfill & N/2\le n\le N-1\hfill \end{array}$$

N が奇数の場合、バートレット ウィンドウの方程式は次のようになります。

$$w(n)=\{\begin{array}{ll}\frac{2n}{N-1}\hfill & 0\le n\le (N-1)/2\hfill \\ 2-\frac{2n}{N-1}\hfill & (N-1)/2+1\le n\le N-1\hfill \end{array}$$

構築

H = sigwin.bartlett では、長さ 64 のバートレット ウィンドウ オブジェクト H が返されます。

H = sigwin.bartlett(Length) は、長さ Length のバートレット ウィンドウ オブジェクト H を返します。Length は正の整数でなければなりません。Length に整数以外の正の値を入力すると、長さは最も近い整数に丸められます。Length に 1 を入力すると、1 という単一の値をもつウィンドウとなります。

プロパティ

Length

バートレット ウィンドウの長さ。ウィンドウの長さは正の整数でなければなりません。Length に整数以外の正の値を入力すると、長さは最も近い整数に丸められます。Length に 1 を入力すると、1 という単一の値をもつウィンドウとなります。

メソッド

generate	バートレット ウィンドウの生成
info	バートレット ウィンドウ オブジェクトについての情報の表示
winwrite	バートレット ウィンドウ オブジェクトの値を ASCII ファイルに保存

コピーのセマンティクス

ハンドル。これがクラスの使用に及ぼす影響は、MATLAB^® の『プログラミングの基礎』にあるオブジェクトのコピーを参照してください。

例

バートレット ウィンドウ

長さ N = 16 のバートレット ウィンドウを生成します。その値を列ベクトルとして返します。ウィンドウ オブジェクトに関する情報が表示されます。ウィンドウを表示します。

H = sigwin.bartlett(16);

win = generate(H)

win = 16×1

         0
    0.1333
    0.2667
    0.4000
    0.5333
    0.6667
    0.8000
    0.9333
    0.9333
    0.8000
    0.6667
    0.5333
    0.4000
    0.2667
    0.1333
      ⋮

wininfo = info(H)

wininfo = 3×15 char array
    'Bartlett Window'
    '---------------'
    'Length  : 16   '

wvtool(H)

参考文献

Oppenheim, Alan V., and Ronald W. Schafer. Discrete-Time Signal Processing. Upper Saddle River, NJ: Prentice Hall, 1989.

参考

bartlett | window | WVTool

トピック

• クラスの属性
• プロパティの属性