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コンパイラの最適化の制御
makefile ビルドのコンパイラ最適化を GUI レベルで制御するには、[コンパイラ最適化レベル] パラメーターを使用します。[コンパイラ最適化レベル] パラメーターには以下のような選択肢があります。
ターゲットに依存しない値
[最適化オン (高速に実行)]と[最適化オフ (高速にビルド)]。この値を使用して、コード開発中に容易にコンパイラ最適化のオンとオフを切り替えることができます。[カスタム]。これは Simulink® GUI レベルでカスタム コンパイラ最適化フラグを入力するための値です。この値を指定すると、コンパイラ フラグを設定するためにテンプレート makefile (TMF) を編集したり、ビルド プロセスの make コマンドを使ってコンパイラ フラグを設定したりする必要はありません。
既定の設定は、[最適化オフ (高速にビルド)] です。値として [カスタム] を選択すると、[カスタム コンパイラ最適化フラグ] フィールドが有効になり、カスタム コンパイラ最適化フラグ (たとえば、-O2) を入力できます。
OPT_OPTS、MEX_OPTS (MEX_OPTS="-v" を除く) または MEX_OPT_FILE を使用して makefile ビルド用のコンパイラ オプションを指定すると、[コンパイラ最適化レベル] の値は無視され、無視されたパラメーターについての警告が発行されます。
MinGW® コンパイラを使用するラピッド シミュレーションでは、次のようになります。
RTWCompilerOptimizationが'on'に設定されている場合、ビルド プロセスは実行時間を最小化するようコンパイラの最適化をカスタマイズします。ビルド プロセスはBuildConfiguration設定およびCustomToolchainOptions設定を無視します。RTWCompilerOptimizationが'custom'または'off'に設定されている場合、ビルド プロセスはBuildConfiguration設定およびCustomToolchainOptions設定を使用します。ビルド プロセスはRTWCompilerOptimization設定を無視します。