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ビルド構成
ツールチェーンで定義されるビルド構成
モデル コンフィギュレーション ペイン: [コード生成]
説明
[ビルド構成] パラメーターは、コンパイラの最適化または指定したツールチェーンのデバッグ設定を指定します。
依存関係
このパラメーターは、次のいずれかを使用してモデルがツールチェーンベースのコード生成用に構成されている場合に表示されます。
CMake ツールチェーン定義 – CMake ビルド プロセスの構成およびカスタムの CMake ツールチェーン定義の作成を参照してください。
makefile ベースのツールチェーン アプローチ – ツールチェーン (ToolchainInfo) またはテンプレート makefile のビルド プロセスの設定を参照してください。
設定
CMake ツールチェーン定義を使用する場合、パラメーターのオプションは次のとおりです。
Release
– 最適化を有効にします。Debug
– 最適化を無効にし、デバッグ シンボルを生成します。RelWithDebInfo
– 最適化を有効にし、デバッグ シンボルを生成します。MinSizeRel
– サイズについて最適化し、デバッグ シンボルは生成しません。Specify
– [CMake Configure] フィールドおよび [CMake Build] フィールドでツールチェーンの詳細を指定できます。
カスタマイズした CMake ツールチェーン定義については、target.CMakeBuilder
クラスの SupportedBuildTypes
プロパティでパラメーターの追加のオプションを指定できます。カスタムのビルド構成の動作は、target.CMakeBuilder
クラスの ToolchainFile
プロパティで指定する CMake ツールチェーン ファイルで定義されます。詳細については、カスタムの CMake ツールチェーン定義の作成およびUse target.CMakeBuilder to Configure CMake Buildを参照してください。
makefile ベースのツールチェーン アプローチを使用する場合、パラメーターのオプションは次のとおりです。
Faster Builds
– ビルド時間を短縮するために最適化します。Faster Runs
– より高速に実行される実行可能プログラム用に最適化します。Debug
– デバッグ用に最適化します。Specify
– 編集可能なオプションが含まれたツールのテーブルを表示します。このテーブルを使用して、現在のモデルの設定をカスタマイズします。ツールチェーンの詳細を参照してください。
makefile ベースのツールチェーンについては、coder.make.ToolchainInfo
オブジェクトの addBuildConfiguration
メソッドを使用してパラメーターの追加のオプションを指定できます。
[ビルド構成] の設定を [Specify]
に変更すると、[ツールチェーン] の値 [Automatically locate an installed toolchain]
(既定) が、検出されたツールチェーンの値に変更されます。
[ビルド構成] を [Specify]
から別の値に変更しても、[ツールチェーン] の値は変更されません。
推奨設定
アプリケーション | 設定 |
---|---|
デバッグ | Debug |
トレーサビリティ | 影響なし |
効率性 | Faster Runs |
安全対策 | 影響なし |
プログラムでの使用
パラメーター: BuildConfiguration |
型: 文字ベクトル |
値: 'Release' | 'RelWithDebInfo' | 'MinSizeRel' | 'Faster Builds' | 'Faster Runs' | 'Debug' | 'Specify' |
既定の設定: 'Release' または 'Faster Builds' |
バージョン履歴
R2013b で導入