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コンパイラ最適化レベル

コンパイラ最適化の適用を制御する

モデル コンフィギュレーション ペイン: [コード生成]

説明

[コンパイラ最適化レベル] パラメーターは、ビルド プロセスでコンパイラ最適化を適用するかどうかを制御します。

メモ

このパラメーターは、ツールチェーン (ToolchainInfo) またはテンプレート makefile のビルド プロセスの設定で説明されているように、ツールチェーンベースのコード生成を指定するシステム ターゲット ファイルでモデルが構成されている場合に表示されます。

依存関係

このパラメーターにより、[カスタム コンパイラ最適化フラグ] が有効になります。

設定

最適化オフ (高速にビルド) (既定値) | 最適化オン (高速に実行) | カスタム
最適化オフ (高速にビルド)

ビルド プロセス中のコンパイルをカスタマイズしてコンパイル時間を最小化します。

最適化オン (高速に実行)

makefie ビルド プロセス中のコンパイルをカスタマイズして実行時間を最小化します。

カスタム

makefile ビルドプロセス中に適用するカスタム コンパイラ最適化フラグを指定できます。以下のタイプのシミュレーション用にコードを生成する場合にこの設定を選択します。

  • アクセラレータ

  • ラピッド アクセラレータ

  • モデル参照シミュレーション ターゲット

  • Stateflow および MATLAB Function ブロックのノーマル モード

  • MATLAB System ブロック

ヒント

  • ターゲットに依存しない値 [最適化オン (高速に実行)][最適化オフ (高速にビルド)] を使用して、コード開発中に容易にコンパイラ最適化のオンとオフを切り替えることができます。

  • [カスタム] を使用することで、コンパイラ フラグを編集してテンプレート makefile (TMF) を作成したり、make コマンドにコンパイラ フラグを指定したりすることなく、Simulink® GUI レベルでカスタム コンパイラ最適化フラグを入力できます。

  • OPT_OPTSMEX_OPTS (MEX_OPTS="-v" を除く) または MEX_OPT_FILE を使用して makefile ビルド用のコンパイラ オプションを指定すると、[コンパイラ最適化レベル] の値は無視され、無視されたパラメーターについての警告が発行されます。

推奨設定

アプリケーション設定
デバッグ最適化オフ (高速にビルド)
トレーサビリティ最適化オフ (高速にビルド)
効率性最適化オン (高速に実行) (実行)、影響なし (ROM、RAM)
安全対策影響なし

プログラムでの使用

パラメーター: RTWCompilerOptimization
型: 文字ベクトル
値: 'off' | 'on' | 'custom'
既定の設定: 'off'

バージョン履歴

R2007b で導入