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Simulink.ProtectedModel.addTarget

保護モデルに現在のターゲットに対するコード生成のサポートを追加

説明

Simulink.ProtectedModel.addTarget(mdl) は、mdl で指定された現在のモデルのターゲットに対するコード生成サポートを、同じ名前の保護モデルに追加します。保護モデルがサポートする各ターゲットは、[システム ターゲット ファイル] コンフィギュレーション パラメーターのルートによって特定されます。たとえば、[システム ターゲット ファイル]ert.tlc である場合、ターゲット識別子は ert です。

現在のターゲットを追加するには、次の条件を満たす必要があります。

  • 同じ名前のモデルと保護モデルが MATLAB® パス上に存在しなければなりません。

  • 保護モデルでは Modifiable オプションが有効になっていて、変更用のパスワードが指定されていなければなりません。

  • ターゲットは保護モデルで一意である必要があります。

以前コード生成をサポートしていなかった保護モデルにターゲットを追加する場合、ソフトウェアによって保護モデルの ModeCodeGeneration に、ObfuscateCodetrue に切り替えられます。

Simulink.ProtectedModel.addTarget(mdl,Verbose=tf) では、モデルの保護中に詳細なビルド プロセス情報を表示するかどうかを指定できます。 (R2024b 以降)

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現在構成されているモデル ターゲットを保護モデルに追加します。

モデル例を読み込みます。

mdl = "sldemo_mdlref_counter";
openExample(mdl);

保護モデルの変更に必要なパスワードを追加します。パスワードを追加しない場合、変更可能な保護モデルの作成時にパスワードの設定を求めるメッセージが表示されます。

Simulink.ModelReference.ProtectedModel.setPasswordForModify(...
mdl,"password");

変更可能であり、コード生成をサポートする保護モデルを作成します。

Simulink.ModelReference.protect(mdl,Mode="CodeGeneration",...
Modifiable=true,Report=true);

保護モデルがサポートするターゲットのリストを取得します。

 st = Simulink.ProtectedModel.getSupportedTargets(mdl)

新しいターゲットをサポートするように保護されていないモデルを構成します。

 set_param(mdl,SystemTargetFile="ert.tlc"); 
 save_system(mdl);

保護モデルに新しいターゲットに対するサポートを追加します。変更パスワードが要求されます。

 Simulink.ProtectedModel.addTarget(mdl);

新しいターゲットのサポートが保護モデルに追加されていることを確認します。

 st = Simulink.ProtectedModel.getSupportedTargets(mdl)

現在構成されているモデル ターゲットを保護モデルに追加します。

モデル例を読み込みます。

mdl = "sldemo_mdlref_counter";
openExample(mdl);

保護モデルの変更に必要なパスワードを追加します。パスワードを追加しない場合、変更可能な保護モデルの作成時にパスワードの設定を求めるメッセージが表示されます。

Simulink.ModelReference.ProtectedModel.setPasswordForModify(...
mdl,"password");

変更可能であり、コード生成をサポートする保護モデルを作成します。

Simulink.ModelReference.protect(mdl,Mode="CodeGeneration",...
Modifiable=true,Report=true,Verbose=true);

保護モデルがサポートするターゲットのリストを取得します。

 st = Simulink.ProtectedModel.getSupportedTargets(mdl)

新しいターゲットをサポートするように保護されていないモデルを構成します。

 set_param(mdl,SystemTargetFile="ert.tlc"); 
 save_system(mdl);

保護モデルに新しいターゲットに対するサポートを追加します。変更パスワードが要求されます。

 Simulink.ProtectedModel.addTarget(mdl,Verbose=true);

新しいターゲットのサポートが保護モデルに追加されていることを確認します。

 st = Simulink.ProtectedModel.getSupportedTargets(mdl)

入力引数

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モデル名。モデルの名前または保護モデルを参照する Model ブロックのパス名を含む string または文字ベクトルとして指定します。

R2024b 以降

ビルド プロセス情報の詳細出力。数値または logical 0 (false) または logical 1 (true) として指定します。

既定では、モデル保護プロセスには限られたビルド プロセス情報のみが表示されます。モデル保護中に詳細なビルド プロセス情報を表示するには、Verbosetrue に設定します。

ビルド プロセス情報の表示を制御するために、モデル保護プロセスは、[詳細なアクセラレータのビルド] および [詳細なビルド] コンフィギュレーション パラメーターの値を一時的にオーバーライドします。

データ型: logical

バージョン履歴

R2015a で導入

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