メインコンテンツ

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

rtwbuild

(非推奨) モデルから生成されたコードをビルド

rtwbuild は推奨されません。代わりに slbuild を使用してください。rtwbuildslbuild のエイリアスです。rtwbuild を実行すると、ソフトウェアは slbuild を実行します。

説明

rtwbuild(model) は、現在のコンフィギュレーション パラメーター設定を使用して、指定されたモデルからスタンドアロンのバイナリ実行可能ファイルをビルドします。モデルが読み込まれていない場合、rtwbuild はビルド プロセスを開始する前にモデルを読み込みます。

rtwbuild(model,Name,Value) は、1 つ以上の Name,Value 引数のペアによって指定された追加オプションを使用します。

rtwbuild(subsystem) は、モデルの現在のコンフィギュレーション パラメーター設定を使用して、サブシステム コードを生成し、バイナリ実行可能ファイルをビルドします。選択したシステム ターゲット ファイルが S-Function ブロックを作成した場合、この関数は空ではないブロック ハンドルを自動生成された S-Function ラッパーに返します。コマンドを実行する前に、親モデルを開くか読み込む必要があります。

Embedded Coder® のソフトウェア ライセンスをお持ちの場合は、rtwbuild(subsystem,'Mode','ExportFunctionCalls') によって、外部アプリケーション コードにエクポートできる関数呼び出しを含む subsystem からコードが生成されます。

[ブロックの作成] コンフィギュレーション パラメーターが [SIL] に設定されていて、Embedded Coder をお持ちの場合、blockHandle = rtwbuild(subsystem,'Mode','ExportFunctionCalls') は指定したサブシステムから生成されたコード用に作成された SIL ブロックに、ハンドルを戻します。これにより、SIL ブロックを数値的等価性のテストに使用できます。

入力引数

すべて折りたたむ

コードを生成する、または実行可能イメージをビルドするモデルです。オブジェクトまたはモデル名を表す文字ベクトルとして指定します。

例: 'rtwdemo_exporting_functions'

コードを生成する、または実行可能イメージをビルドするサブシステムです。サブシステム名または絶対ブロック パスを表す文字ベクトルとして指定します。

例: 'mydemo_exporting_functions/mydemo_subsystem'

名前と値の引数

すべて折りたたむ

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: rtwbuild('TopModelCode','ForceTopModelBuild',true)

コード ジェネレーターは、最後に行われたモデルのビルド以後に変更されたモデルまたはサブモデルのみリビルドします。最上位モデルのコードを強制的に再生成するには、この引数を使用します。

アクション指定
参照モデルを含むシステムの最上位モデルのコードをコード ジェネレーターで強制的に再生成する true
モデルおよびモデル パラメーターの変更に基づいて最上位モデルのコードを再生成するかどうかを、コード ジェネレーターが決定するよう指定 false

カスタム ターゲット用のコードなどの外部またはカスタム コードに関連する項目を変更した場合は、最上位モデル用のコードを強制的に再生成させることを考慮します。たとえば、変更を行った場合は、ForceTopModelBuildtrue に設定します。

  • TLC コード

  • rtwmakecfg.m ファイルを含む S-Function ソース コード

  • 統合されたカスタム コード

Code generation folder内のフォルダー (たとえば slprj または生成モデル コード フォルダー) を削除することによって、最上位モデル コードを強制的に再生成することもできます。

値を指定しない場合、[コード生成] ペインの [コード生成のみ] (GenCodeOnly) オプションはビルド プロセスの動作を制御します。

値を指定すると、引数は [コード生成] ペインの [コード生成のみ] (GenCodeOnly) をオーバーライドします。

アクション指定

コードのみを生成する。

true

コードを生成して実行可能ファイルをビルドする。

false
  • 'ExportFunctionCalls' –– Embedded Coder をお持ちの場合は、外部アプリケーション コードにエクポートできる関数呼び出しを含む subsystem からコードが生成されます。

  • 'Normal' –– 関数呼び出しをエクスポートしません。

指定したサブシステムに対してエクスポートされた初期化関数に名前を付けます。

例: rtwbuild(subsystem,'Mode','ExportFunctionCalls','ExportFunctionInitializeFunctionName', fcnname)

ビルド情報を [ビルド ステータス] ウィンドウに表示します。true または false として指定します。[ビルド ステータス] ウィンドウの使用方法の詳細については、参照モデルの並列ビルドのモニターを参照してください。

[ビルド ステータス] ウィンドウは参照モデルの階層構造の並列ビルドをサポートします。シリアル ビルドに [ビルド ステータス] ウィンドウを使用しないでください。

アクション指定
ビルド情報を [ビルド ステータス] ウィンドウに表示true
アクションなしfalse

難読化された C コードを生成するかどうかを true または false として指定します。

アクション指定
知的所有権が侵害される可能性が低くなる、サードパーティと共有可能な難読化された C コードを生成します。true
アクションなし。false

出力引数

すべて折りたたむ

生成されたサブシステム コード用に作成された SIL ブロックへのハンドルです。次の両方の条件が満たされた場合のみ、返されます。

  • Embedded Coder ソフトウェアを使用するライセンスを持っている。

  • [ブロックの作成] モデル コンフィギュレーション パラメーターが [SIL] に設定されている。

ヒント

以下の方法でコード生成およびビルド プロセスを開始できます。

  • Ctrl+B キーを押す。

  • [コード][C/C++ コード][モデルのビルド] を選択する。

  • MATLAB® コマンド ラインから slbuild コマンドを実行する。

拡張機能

すべて展開する

バージョン履歴

R2009a で導入

すべて展開する