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mlreportgen.dom.RowHeight クラス

名前空間: mlreportgen.dom

説明

テーブル行の高さを指定します。

この書式オブジェクトを使用すると、Microsoft® Word 出力で厳密な (固定の) 行の高さを指定できます。行のコンテンツが指定された高さに収まらない場合、Word は指定された高さを維持するためにコンテンツを切り捨てます。PDF 出力および HTML 出力の場合、mlreportgen.dom.RowHeight 書式オブジェクトの動作は、mlreportgen.dom.Height 書式オブジェクトの動作と同じです。どちらの書式オブジェクトについても、PDF ドキュメントおよび HTML ドキュメントは、指定された高さをコンテンツに合わせて上方に調整するための最小値として扱います。厳密な高さを指定する必要がない場合は、RowHeight または Height を使用して高さを指定できます。

mlreportgen.dom.RowHeight クラスは handle クラスです。

作成

説明

rowHeightObj = RowHeight は、厳密に 1 インチの高さの行を指定します。

rowHeightObj = RowHeight(height) は、行を厳密に指定された高さに設定します。

rowHeightObj = RowHeight(height,heightType) は、heightType の値に応じて、厳密な高さを指定する、あるいは最小の高さを指定するように行を設定します。

プロパティ

すべて展開する

オブジェクト識別子。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。DOM API は、ドキュメント要素オブジェクトの作成時にセッション固有識別子を生成します。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public
NonCopyable
true

データ型: char | string

タグ。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。DOM API は、このオブジェクトを作成するときに、セッション固有タグを生成します。生成されるタグの形式は CLASS:ID という形式です。ここで、CLASS はオブジェクト クラスです。ID はオブジェクトの Id プロパティの値です。この値を使用すると、ドキュメントの生成中に問題が発生した箇所を容易に特定できるようになります。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public
NonCopyable
true

データ型: char | string

行の高さ測定のタイプ。次の値のいずれかとして指定します。

  • "exact"Microsoft Word は、指定された高さの行を生成し、収まらないコンテンツを切り捨てます。HTML および PDF のビューアーは、最小の高さを指定した行を作成し、コンテンツに合わせて行の高さを調整します。

  • "atleast — Word、HTML、および PDF のビューアーは、最小の高さを指定した行を作成し、コンテンツに合わせて行の高さを調整します。

テーブル行の高さ。数値とそれに続く測定単位の略語を含む文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。たとえば、"10px" は 10 ピクセルを指定します。有効な略語を以下に示します。

  • "px" — ピクセル

  • "cm" — センチメートル

  • "in" — インチ

  • "mm" — ミリメートル

  • "pc" — パイカ

  • "pt" — ポイント

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2 行のテーブルを作成します。最初の行では最小の高さを指定し、2 番目の行では固定の最大高さを指定します。

import mlreportgen.dom.*;
d = Document("myTableDoc","docx");

t = Table(2);
t.Style = {Border("solid"),RowSep("solid"),ColSep("solid")};
t.Width = "1in";
r1 = TableRow();
r1.Style = {RowHeight(".25in","atleast")};
append(r1,TableEntry(...
    "This row can expand beyond .25 inches"));
append(r1,TableEntry("x"));

r2 = TableRow();
r2.Style = {RowHeight(".25in","exact")};
append(r2,TableEntry...
    ("Truncated text because height is fixed"));
append(r2,TableEntry("x"));

append(t,r1);
append(t,r2);
append(d,t);

close(d);
rptview("myTableDoc","docx");

バージョン履歴

R2014b で導入