HTML のドキュメント パーツ テンプレート ライブラリの作成
既定のテンプレート パッケージでは、docpart_templates.html ファイルによってライブラリと一部の既定のドキュメント パーツ テンプレートが定義されています。ドキュメント パーツ テンプレート ライブラリで、レポートの各所で再利用するドキュメント パーツを作成します。ドキュメントの繰り返し部分をプログラムで再定義することなく、パーツ テンプレートとして作成できます。
ドキュメント パーツ テンプレートは一般的に固定コンテンツとホールで構成されます。標準の HTML 要素を使用して、独自のテンプレートを定義できます。目次に <toc> 要素を使用することもできます。詳細については、目次の作成を参照してください。
次のワークフローを使用して、ドキュメント パーツ テンプレート ライブラリを扱います。
パーツ テンプレート ライブラリ ファイルが含まれるテンプレート パッケージを解凍します。
ドキュメント パーツ テンプレート ファイル (既定の名前は
docpart_templates.html) を HTML またはテキスト エディターで開きます。必要に応じて、HTML のドキュメント パーツ テンプレート ライブラリの構造で説明されている要素を使用してファイルを編集します。
テンプレート パッケージの
.cssファイルに、ドキュメント パッケージ テンプレートをサポートする任意のスタイルを追加します。HTML テンプレートでのスタイルの変更を参照してください。編集したライブラリ ファイルを保存します。
ziptemplateを使用して、テンプレートを再パッケージ化します。
メモ
HTML テンプレートは文字エンティティ参照をサポートしていません。エンティティを手動で指定するには、同等の数値文字参照を入力します。
HTML のドキュメント パーツ テンプレート ライブラリの構造
<dplibrary> 要素を使用して、ドキュメント パーツ ライブラリを作成します。<dplibrary> 要素を <body> 要素の内部に追加します。テンプレート パッケージでは <dplibrary> 要素を 1 つだけ使用できます。
作成する各ドキュメント パーツ テンプレートの <dplibrary> 要素の内部で <dptemplate> 要素を使用します。必要な数だけドキュメント パーツ テンプレートを作成できます。
次のコードはドキュメント パーツ ライブラリの基本的な構造を示します。<dptemplate> 要素には属性 name があります。この属性は、レポート プログラムからドキュメント パーツを呼び出すときに使用する名前に設定します。この名前は、Word のクイック パーツ ギャラリーのパーツの名前と同じです。複数の出力用にテンプレートを作成する場合、両方の場所で同じ名前を使用します。
<body>
<dplibrary>
<dptemplate name="myFirstDocPartTemp">
[Document part template content--holes and fixed content]
</dptemplate>
</dplibrary>
</body>