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ThreadPool

ローカル マシン上のスレッド ワーカーの並列プール

説明

ローカル マシン上にスレッド ワーカーの並列プールを作成するには、parpool を使用します。プールを作成すると、parforparfeval などの並列プール機能がワーカーで実行されます。ThreadPool オブジェクトを使用して、並列プールを操作できます。

作成

  • 関数 parpool を使用して、ローカル マシン上にスレッド ワーカーの並列プールを作成します。

    pool = parpool('Threads')

  • partition 関数を使用して、既存の並列プールからプールの分割を作成します。 (R2025a 以降)

プロパティ

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この プロパティ は読み取り専用です。

スレッド プールがビジー状態かどうかを示すフラグ。true または false として返されます。完了すべき未処理の作業がある場合、そのプールはビジー状態になります。

この プロパティ は読み取り専用です。

スレッド プールで実行する FevalFuture オブジェクトのキュー。FevalQueue オブジェクトとして返されます。このプロパティを使用して、並列プールの保留中および実行中の future 変数を確認できます。future 変数を作成するには、parfeval および parfevalOnAll を使用します。future 変数の詳細については、Future を参照してください。

データ型: FevalQueue

クライアントとワーカーの両方にアクセス可能なファイルのストア。FileStore オブジェクトとして返されます。

この プロパティ は読み取り専用です。

並列プールを構成するスレッド ワーカーの数。整数として返されます。スレッド ワーカーの数は、parpool を使用したプールの作成時に指定できます。

クライアントとワーカーの両方にアクセス可能なデータのストア。ValueStore オブジェクトとして返されます。

R2025a 以降

この プロパティ は読み取り専用です。

並列プールを構成するワーカーに関する情報。parallel.Worker オブジェクトの配列として返されます。

オブジェクト関数

Compositeクライアントから複数のワーカー上の非分散変数を作成およびアクセス
delete並列プールのシャットダウン
parfeval並列プール ワーカーで関数を実行
parfevalOnAll並列プールのすべてのワーカーで関数を非同期実行
partitionPartition parallel pool
parforOptionsparfor のオプション セット
spmd並列プールのワーカーでコードを並列実行する

制限

  • parpool('Threads') および backgroundPool を使用して作成されたプールはどちらもスレッドベースのプールであり、同じリソースを使用します。一方のプールでのアクティビティが他方のアクティビティをブロックする可能性があり、その逆についても同様です。さらに、永続データおよび乱数発生のストリーム状態はこれらのプール間で共有されます。乱数ストリームの制御の詳細については、ワーカー上の乱数ストリームの制御を参照してください。

  • スレッドベースの環境ではサポートされない機能もあります。具体的な制限の詳細については、スレッドでサポートされている関数の確認を参照してください。

バージョン履歴

R2020a で導入

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