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ThreadPool

ローカル マシン上のスレッド ワーカーの並列プール

R2020a 以降

説明

ローカル マシン上にスレッド ワーカーの並列プールを作成するには、parpool を使用します。プールを作成すると、parforparfeval などの並列プール機能がワーカーで実行されます。ThreadPool オブジェクトを使用して、並列プールを操作できます。

作成

関数 parpool を使用して、ローカル マシン上にスレッド ワーカーの並列プールを作成します。

pool = parpool('Threads')

プロパティ

すべて展開する

この プロパティ は読み取り専用です。

スレッド プールがビジー状態かどうかを示すフラグ。true または false として指定します。完了すべき未処理の作業がある場合、そのプールはビジー状態になります。

この プロパティ は読み取り専用です。

スレッド プールで実行する FevalFuture オブジェクトのキュー。FevalQueue オブジェクトとして返されます。このプロパティを使用して、並列プールの保留中および実行中の future 変数を確認できます。future 変数を作成するには、parfeval および parfevalOnAll を使用します。future 変数の詳細については、Future を参照してください。

データ型: FevalQueue

クライアントとワーカーの両方にアクセス可能なファイルのストア。FileStore オブジェクトとして指定します。

この プロパティ は読み取り専用です。

並列プールを構成するスレッド ワーカーの数。整数として指定します。

クライアントとワーカーの両方にアクセス可能なデータのストア。ValueStore オブジェクトとして指定します。

オブジェクト関数

delete並列プールのシャットダウン
parfeval並列プール ワーカーで関数を実行
parfevalOnAll並列プールのすべてのワーカーで関数を非同期実行

制限

  • parpool('Threads') および backgroundPool を使用して作成されたプールはどちらもスレッドベースのプールであり、同じリソースを使用します。一方のプールでのアクティビティが他方のアクティビティをブロックする可能性があり、その逆についても同様です。さらに、永続データおよび乱数発生のストリーム状態はこれらのプール間で共有されます。乱数ストリームの制御の詳細については、ワーカー上の乱数ストリームの制御を参照してください。

バージョン履歴

R2020a で導入