Main Content

xscale

x 軸のスケールの設定とクエリ (線形または対数)

R2023b 以降

    説明

    xscale(scale) は、現在の座標軸の x 軸のスケールを線形または対数に設定します。scale"linear" または "log" として指定します。この構文を使用する際、小かっこと引用符は省略することもできます。たとえば、xscale logxscale("log") と同じです。

    xscale(ax,___) は、指定された axes オブジェクトのスケールを設定します。この構文は、タイル表示チャート レイアウトまたは異なる Figure のいずれかで複数のプロットを操作する場合に役立ちます。

    xs = xscale は、現在の x 軸のスケールの値を 'linear' または 'log' として返します。

    すべて折りたたむ

    2 つのベクトルをプロットします。その後、座標軸のグリッドを表示します。

    x = 1:10000;
    y = log10(x);
    plot(x,y)
    grid on

    "x" 軸のスケールを対数に変更します。

    xscale log

    同じライン プロットをタイル表示チャート レイアウトで 2 回作成します。次のコードでは、関数 nexttile を呼び出して 1 つの axes オブジェクトをもつタイル表示チャート レイアウトを作成しています。2 番目の nexttile の呼び出しで、2 番目の axes オブジェクトを作成して返します。

    x = 1:10000;
    y = log10(x);
    
    nexttile;
    plot(x,y)
    grid on
    title("Linear Scale")
    
    ax2 = nexttile;
    plot(x,y)
    grid on
    title("Log Scale")

    下のプロットの "x" 軸のスケールを対数に変更します。

    xscale(ax2,"log")

    入力引数

    すべて折りたたむ

    スケールの値。"linear" または "log" として指定します。スケールを変更すると、MATLAB® で axes オブジェクトの XScale プロパティが指定した値に変更されます。

    メモ

    対数スケールを指定すると、場合によっては座標軸で座標が除外されることがあります。

    • 座標に正の値と負の値が含まれている場合、正の値のみが表示されます。

    • 座標がすべて負の場合、すべての値が対数スケールで、適切な符号付きで表示されます。

    • ゼロ値は表示されません。

    ターゲットの Axes オブジェクト。ターゲット座標軸を指定しない場合、xscale は現在の座標軸を使用します。

    バージョン履歴

    R2023b で導入

    参考

    関数

    プロパティ