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uiswitch

スライダー スイッチ、ロッカー スイッチまたはトグル スイッチの各コンポーネントを作成

説明

s = uiswitch は、スライダー スイッチを新しい Figure 内に作成し、Switch オブジェクトを返します。MATLAB®uifigure 関数を呼び出してこの Figure を作成します。

s = uiswitch(parent) は、指定された親コンテナー内にスイッチを作成します。親には、Figure オブジェクト、またはそのいずれかの子コンテナーを指定できます。

s = uiswitch(style) は指定されたスタイルのスイッチを作成します。スイッチ スタイルは "slider""rocker"、または "toggle" にすることができます。

s = uiswitch(parent,style) は、指定された親コンテナー内に指定されたスタイルのスイッチを作成します。

sw = uiswitch(___,Name,Value) は、前述の構文の任意の入力引数の組み合わせに加え、1 つ以上の名前と値の引数を使用してスイッチのプロパティを指定します。たとえば、uiswitch("FontWeight","bold") はラベル テキストが太字のスイッチを作成します。

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UI Figure 内にスライダー スイッチを作成します。

fig = uifigure("Position",[100 100 300 300]);
s = uiswitch(fig);

Figure contains an object of type uiswitch.

UI Figure 内にトグル スイッチを作成します。

fig = uifigure("Position",[100 100 300 300]);
ts = uiswitch(fig,"toggle");

Figure contains an object of type uitoggleswitch.

パネルをもつ UI Figure を作成します。パネルを親コンテナーとして指定して、ロッカー スイッチを作成します。

fig = uifigure("Position",[100 100 300 300]);
p = uipanel(fig);
rs = uiswitch(p,"rocker");

Figure contains an object of type uipanel.

UI Figure 内にスライダー スイッチを作成します。

fig = uifigure("Position",[100 100 300 300]);
s = uiswitch(fig);

Figure contains an object of type uiswitch.

Items プロパティを設定して、スイッチのラベル テキストを変更します。

s.Items = ["Stop","Start"];

Figure contains an object of type uiswitch.

現在のスイッチの値を調べます。

val = s.Value
val = 
'Stop'

UI Figure 内に水平方向のトグル スイッチを作成します。

fig = uifigure("Position",[100 100 300 300]);
ts = uiswitch(fig,"toggle","Orientation","horizontal");

Figure contains an object of type uitoggleswitch.

ユーザーがロッカー スイッチの値を切り替えるとランプの色を変更するアプリを作成します。

updateLampColor.m という名前のファイルで、アプリを実装する関数を作成します。

  • UI Figure およびグリッド レイアウト マネージャーを作成してアプリをレイアウトします。

  • グリッド レイアウト マネージャーでランプとロッカー スイッチを作成します。

  • スイッチの値に基づいてランプの色を変更する updateLamp という名前のコールバック関数を作成し、その関数をスイッチの ValueChangedFcn コールバック プロパティに割り当てます。コールバックの詳細については、プログラムで作成したアプリ用のコールバックの作成を参照してください。

function updateLampColor
fig = uifigure("Position",[100 100 150 300]);
g = uigridlayout(fig);
g.RowHeight = {'1x','fit'};
g.ColumnWidth = {'1x'};

lmp = uilamp(g);

s = uiswitch(g,"rocker");
s.Items = ["Go","Stop"];
s.ValueChangedFcn = @(src,event) updateLamp(src,event,lmp);
end

function updateLamp(src,event,lmp)
val = src.Value;
switch val
    case "Go"
        lmp.Color = "green";
    case "Stop"
        lmp.Color = "red";
end
end

updateLampColor 関数を実行します。スイッチを操作してランプの色を変更します。

updateLampColor

Figure contains an object of type uigridlayout.

入力引数

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親コンテナー。Figure オブジェクトまたはその子コンテナー (TabPanelButtonGroupGridLayout) のいずれかとして指定します。親コンテナーを指定しない場合、MATLAB は関数 uifigure を呼び出し、親コンテナーとして機能する新しい Figure オブジェクトを作成します。

スイッチのスタイル。次の表の値として指定します。

スタイル外観
"slider"Slider switch, with a value of Off on the left and On on the right. The value of the switch is Off.
"rocker"Rocker switch, with a value of On at the top and Off at the bottom. The value of the switch is Off.
"toggle"Toggle switch, with a value of On at the top and Off at the bottom. The value of the switch is Off.

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

例: uiswitch(Items=["0","1"]) は、スイッチの 2 つの状態として "0" および "1" を指定します。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: uiswitch("Items",["0","1"]) は、スイッチの 2 つの状態として "0" および "1" を指定します。

スイッチのスタイルごとに異なる一連のプロパティがサポートされています。プロパティの完全なリストと各スタイルの説明については、対応するスイッチ コンポーネントのページを参照してください。

バージョン履歴

R2016a で導入

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参考

関数

オブジェクト

ツール