matlab.unittest.Test クラス

名前空間: matlab.unittest
スーパークラス: matlab.unittest.TestSuite

単一のテストの仕様

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説明

matlab.unittest.Test クラスは、テスト ランナーで単一のテストを実行するために必要なすべての情報を保持します。Test オブジェクトは、テスト スイートに含まれる基本要素であり、よく Test 要素と呼ばれます。

たとえば、関数 testsuite を使用してテスト スイートを作成した場合、結果の TestSuite 配列の要素が Test 要素になります。matlab.unittest.Test クラスのオブジェクトを直接作成することはできません。

プロパティ

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テストの名前。文字ベクトルとして返されます。特定のテスト ファイルにおいて、テストの名前はテスト内容のうち実行可能な最小部分を一意に識別します。これには、名前空間名、ファイル名 (拡張子を除く)、プロシージャ名、およびパラメーター化に関する情報が含まれます。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
immutable

テストのために実行する必要があるテスト プロシージャの名前。文字ベクトルとして返されます。クラスベースのテストでは、テスト プロシージャの名前はテストを含む Test メソッドの名前です。関数ベースのテストでは、テストを含むローカル関数の名前です。スクリプトベースのテストでは、テスト セクション タイトルから生成された名前です。テストの名前とは異なり、テスト プロシージャの名前に名前空間名、ファイル名、パラメーター化に関する情報は含まれません。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
immutable

テストを定義するテスト クラスの名前。string スカラーとして返されます。テストがクラス ベースのテストでない場合、このプロパティには空の string 配列が格納されます。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
private

テスト ファイルが格納されたフォルダーの絶対パス。文字ベクトルとして返されます。名前空間で定義したテストでは、ベース フォルダーは最上位の名前空間フォルダーの親です。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
アクセスを制限

テストの実行に必要なパラメーター化のデータ。matlab.unittest.parameters.Parameter オブジェクトの配列として返されます。このプロパティには、パラメーター化プロパティの名前やテストに関連するパラメーターの名前と値などの情報が格納されます。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
private

テストに必要な共有テスト フィクスチャ。matlab.unittest.fixtures.Fixture オブジェクトの配列として返されます。このプロパティには、TestCase クラスの SharedTestFixtures クラスレベル属性で指定されたすべてのフィクスチャが格納されます。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
private

テストのタグ。文字ベクトルの cell 配列として返されます。テスト タグは、TestCase クラスの TestTags クラスレベル属性または TestTags メソッドレベル属性で指定されます。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
private

例

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ライブ スクリプトを開く

テスト クラスから Test 要素の配列を作成します。

現在のフォルダー内の ZerosTest.m という名前のファイルに、関数 zeros をテストする ZerosTest クラスを作成します。

classdef ZerosTest < matlab.unittest.TestCase
    properties (TestParameter)
        type = {'single','double','uint16'};
        size = struct("s2d",[3 3],"s3d",[2 5 4]);
    end
    
    methods (Test)
        function testClass(testCase,size,type)
            testCase.verifyClass(zeros(size,type),type)
        end
        
        function testSize(testCase,size)
            testCase.verifySize(zeros(size),size)
        end
        
        function testDefaultClass(testCase)
            testCase.verifyClass(zeros,"double")
        end

        function testDefaultSize(testCase)
            testCase.verifySize(zeros,[1 1])
        end
        
        function testDefaultValue(testCase)
            testCase.verifyEqual(zeros,0)
        end
    end
end

ZerosTest クラスからテスト スイートを作成します。返される TestSuite 配列の各要素が matlab.unittest.Test オブジェクトです。

suite = testsuite("ZerosTest");
whos suite
  Name       Size            Bytes  Class                   Attributes

  suite      1x11            27442  matlab.unittest.Test

Test 要素の名前を表示します。それぞれの名前にクラスの名前および対応する Test メソッドの名前が含まれます。パラメーター化されたテストについては、パラメーター化に関する情報も名前に含まれます。

disp({suite.Name}')
    {'ZerosTest/testClass(size=s2d,type=single)'}
    {'ZerosTest/testClass(size=s2d,type=double)'}
    {'ZerosTest/testClass(size=s2d,type=uint16)'}
    {'ZerosTest/testClass(size=s3d,type=single)'}
    {'ZerosTest/testClass(size=s3d,type=double)'}
    {'ZerosTest/testClass(size=s3d,type=uint16)'}
    {'ZerosTest/testSize(size=s2d)'             }
    {'ZerosTest/testSize(size=s3d)'             }
    {'ZerosTest/testDefaultClass'               }
    {'ZerosTest/testDefaultSize'                }
    {'ZerosTest/testDefaultValue'               }

バージョン履歴

R2013a で導入

参考

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