matlab.unittest.selectors.HasBaseFolder クラス

名前空間: matlab.unittest.selectors
スーパークラス: matlab.unittest.selectors.Selector

ベース フォルダーに基づいて TestSuite 配列要素を選択

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説明

matlab.unittest.selectors.HasBaseFolder クラスは、テストのベース フォルダーに基づいてテスト スイートをフィルター処理するセレクターを提供します。

テストのベース フォルダーは、テストを定義するファイルが格納されたフォルダーです。名前空間で定義したテストでは、ベース フォルダーは最上位の名前空間フォルダーの親です。

クラスの属性

Sealed
true

クラス属性の詳細については、クラスの属性を参照してください。

作成

説明

selector = matlab.unittest.selectors.HasBaseFolder(folder) は、ベース フォルダーが指定された値と一致する TestSuite 配列要素を選択するセレクターを作成します。

例

入力引数

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ベース フォルダーの名前。string スカラー、文字ベクトル、または matlab.unittest.constraints.Constraint オブジェクトとして指定します。ベース フォルダーに基づくテストの選択で適用される条件は次のとおりです。

  • string スカラーまたは文字ベクトルを指定した場合、テストのベース フォルダーが指定された値と同じでなければなりません。指定する値は絶対パスでなければなりません。

  • 制約を指定した場合、テストのベース フォルダーがその制約を満たさなければなりません。

この引数は Constraint プロパティを設定します。

プロパティ

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フィルター処理されたテスト スイートにテストを含めるためにベース フォルダーが満たさなければならない条件。matlab.unittest.constraints.Constraint オブジェクトとして返されます。

このプロパティは入力引数 folder によって設定されます。

  • string スカラーまたは文字ベクトルを指定した場合、テスト フレームワークは、このプロパティを指定されたベース フォルダーを期待値とする IsEqualTo 制約に設定します。

  • 制約を指定した場合、テスト フレームワークは、このプロパティをその制約に設定します。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
immutable

例

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HasBaseFolder クラスを使用してテストを選択して、フィルター処理されたテスト スイートを作成します。テスト コードを簡略化するために、この例のテスト クラスでは、実装していないテスト用のプレースホルダーとして無条件テスト エラーを使用しています。

現在のフォルダーに myTests という名前のフォルダーを作成します。その後、myTests に feature1 と feature2 の 2 つのフォルダーを作成します。

feature1 フォルダー内の Feature1Test.m という名前のファイルで Feature1Test クラスを作成します。

classdef Feature1Test < matlab.unittest.TestCase
    methods (Test)
        function defaultBehavior(testCase)
            testCase.verifyFail("Add code to test default behavior.")
        end
        function otherBehavior(testCase)
            testCase.verifyFail("Add code to test nondefault behavior.")
        end
    end
end

feature2 フォルダー内の Feature2Test.m という名前のファイルで Feature2Test クラスを作成します。

classdef Feature2Test < matlab.unittest.TestCase
    methods (Test)
        function defaultBehavior(testCase)
            testCase.verifyFail("Add code to test default behavior.")
        end
        function otherBehavior(testCase)
            testCase.verifyFail("Add code to test nondefault behavior.")
        end
    end
end

この例で使用するクラスをインポートします。

import matlab.unittest.TestSuite
import matlab.unittest.selectors.HasBaseFolder
import matlab.unittest.constraints.ContainsSubstring

現在のフォルダーが myTests の親フォルダーであることを確認します。myTests フォルダーとそのサブフォルダーからテスト スイートを作成します。その後、TestSuite 配列要素の名前を表示します。テスト スイートには feature1 フォルダーと feature2 フォルダーで定義されたテストが含まれています。

suite = testsuite("myTests","IncludingSubfolders",true);
disp({suite.Name}')
    {'Feature1Test/defaultBehavior'}
    {'Feature1Test/otherBehavior'  }
    {'Feature2Test/defaultBehavior'}
    {'Feature2Test/otherBehavior'  }

feature1 フォルダーで定義されたテストをすべて選択します。

suite1 = suite.selectIf(HasBaseFolder( ...
    fullfile(pwd,"myTests","feature1")));
disp({suite1.Name}')
    {'Feature1Test/defaultBehavior'}
    {'Feature1Test/otherBehavior'  }

suite のテストのうち feature1 の外部で定義されたものをすべて選択します。フィルター処理されたテスト スイートには、feature2 フォルダーで定義されたテストのみが含まれます。

suite2 = suite.selectIf(~HasBaseFolder( ...
    fullfile(pwd,"myTests","feature1")));
disp({suite2.Name}')
    {'Feature2Test/defaultBehavior'}
    {'Feature2Test/otherBehavior'  }

部分文字列 "2" をベース フォルダーに含むテストのみを含めて、フィルター処理されたテスト スイートを myTests とそのサブフォルダーから直接作成します。

suite3 = TestSuite.fromFolder("myTests", ...
    HasBaseFolder(ContainsSubstring("2")), ...
    "IncludingSubfolders",true);
disp({suite3.Name}')
    {'Feature2Test/defaultBehavior'}
    {'Feature2Test/otherBehavior'  }

バージョン履歴

R2014a で導入

参考

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