matlab.system.StringSet クラス
名前空間: matlab.system
有効な文字ベクトルの値のセット
matlab.System.StringSet
クラスは将来のリリースで削除される予定です。値の有限リストをもつプロパティを作成するには、代わりに mustBeMember
または列挙型によるプロパティ検証を使用します。プロパティ値を有限個のリストに制限を参照してください。
説明
matlab.system.StringSet
は、プロパティの有効な文字ベクトル値のリストを指定します。このクラスはプロパティの文字ベクトルを検証し、プロパティ値のタブ補完を可能にします。"StringSet" は、プロパティの値として事前定義またはカスタマイズした文字ベクトルのみを許可します。
StringSet
は 2 つのリンクされたプロパティを使用しており、これらのプロパティは同じクラスで定義しなければなりません。1 つは現在の文字ベクトル値を含むパブリック プロパティです。このパブリック プロパティはユーザーに表示されます。もう一方のプロパティは、可能なすべての文字ベクトル値のリストを含む非表示のプロパティです。この非表示のプロパティも定数の属性をもち、その値はユーザーが変更できません。
StringSets
を使用するときには次の点を考慮します。
現在の文字ベクトルを保持するプロパティには、どのような名前も付けられます。
StringSet
を保持するプロパティには、プロパティの名前に接尾辞 "Set" を付加した名前を使用しなければなりません。このプロパティは、matlab.system.StringSet
クラスのインスタンスです。StringSet
で定義される有効な文字ベクトルは、cell 配列を使用して宣言しなければなりません。この cell 配列を空にしたり、そこに空の文字ベクトルを含めることはできません。有効な文字ベクトルは一意でなければならず、大文字と小文字が区別されます。プロパティは有効な
StringSet
の値に設定しなければなりません。
matlab.system.StringSet
クラスは handle
クラスです。