GraphPlot
有向グラフと無向グラフのグラフ プロット
説明
グラフ プロットは、関数 graph
および digraph
を使用して作成したグラフやネットワークを可視化する基本的な方法です。GraphPlot
オブジェクトの作成後、プロパティ値を変更してプロットの外観を変更できます。これは特に、グラフのノードやエッジの表示を変更する場合に便利です。
作成
GraphPlot
オブジェクトを作成するには、関数 plot
で出力引数を指定します。以下に例を示します。
G = graph([1 1 1 1 5 5 5 5],[2 3 4 5 6 7 8 9]); h = plot(G)
プロパティ
GraphPlot のプロパティ | グラフ プロットの外観と動作 |
オブジェクト関数
例
graphPlot オブジェクトのプロパティの調整
GraphPlot
オブジェクトを作成し、出力表示に影響を与えるオブジェクトのプロパティを調整する方法を説明します。
グラフを作成してプロットします。
s = [1 1 1 1 1 1 1 9 9 9 9 9 9 9]; t = [2 3 4 5 6 7 8 2 3 4 5 6 7 8]; G = graph(s,t); h = plot(G)
h = GraphPlot with properties: NodeColor: [0 0.4470 0.7410] MarkerSize: 4 Marker: 'o' EdgeColor: [0 0.4470 0.7410] LineWidth: 0.5000 LineStyle: '-' NodeLabel: {'1' '2' '3' '4' '5' '6' '7' '8' '9'} EdgeLabel: {} XData: [-0.0552 -0.5371 1.4267 -0.4707 -2.0048 -1.9560 2.1807 1.3586 0.0577] YData: [-0.3011 -2.1306 1.6662 2.1447 -0.8743 0.9689 -0.0560 -1.7169 0.2991] ZData: [0 0 0 0 0 0 0 0 0] Use GET to show all properties
グラフ ノードにカスタム ノード座標を使用します。
h.XData = [0 -3 -2 -1 0 1 2 3 0]; h.YData = [2 0 0 0 0 0 0 0 -2];
グラフ ノードを赤にします。
h.NodeColor = 'r';
グラフ エッジに破線を使用します。
h.LineStyle = '--';
ノードのサイズを増加します。
h.MarkerSize = 8;
graphPlot オブジェクトの保存と読み込み
関数 savefig
を使用して、グラフ プロットの Figure を保存します。
s = [1 1 1 2 2 3 3 4 5 5 6 7]; t = [2 4 5 3 6 4 7 8 6 8 7 8]; G = graph(s,t); plot(G); savefig('cubegraph.fig'); clear s t G close gcf
openfig
を使用してグラフ プロットの Figure を MATLAB® に再度読み込みます。openfig
は Figure のハンドル y
も返します。
y = openfig('cubegraph.fig');
関数 findobj
を使用して、プロパティ値のいずれかを使用する正しいオブジェクト ハンドルを見つけます。findobj
を使用すると、Figure の生成に使用した元の GraphPlot
オブジェクトを引き続き操作できます。
h = findobj('Marker','o')
h = GraphPlot with properties: NodeColor: [0 0.4470 0.7410] MarkerSize: 4 Marker: 'o' EdgeColor: [0 0.4470 0.7410] LineWidth: 0.5000 LineStyle: '-' NodeLabel: {'1' '2' '3' '4' '5' '6' '7' '8'} EdgeLabel: {} XData: [-0.0495 -0.0119 -1.5285 -1.5694 1.5285 1.5694 0.0495 0.0119] YData: [-2.0789 -0.5215 0.8917 -0.8184 -0.8917 0.8184 2.0789 0.5215] ZData: [0 0 0 0 0 0 0 0] Use GET to show all properties
バージョン履歴
R2015b で導入R2018b: 既定のテキスト インタープリターへの変更
GraphPlot
の新しいプロパティ Interpreter
には既定値 'tex'
があります。以前のリリースでは、グラフのノード ラベルとエッジ ラベルのテキストは、TeX マークアップを使用して解釈されず、リテラル文字として表示されていました。ノード ラベルとエッジ ラベルで TeX マークアップを使用しない場合、Interpreter
プロパティを 'none'
に設定します。
R2018a: 自己ループ表示の変更
単純グラフのプロットにある自己ループが、葉あるいは涙のような形になりました。従来のリリースでは、自己ループが円で表示されました。
MATLAB コマンド
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コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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