GeographicScalebar のプロパティ
地理スケール バーの外観と動作を制御
GeographicScalebar
プロパティは、GeographicAxes
または MapAxes
(Mapping Toolbox™) オブジェクトに格納される GeographicScalebar
オブジェクトの外観と動作を制御します。
プロパティの値を変更することによって、スケール バーの特定の要素を変更できます。GeographicAxes
または MapAxes
オブジェクトの Scalebar
プロパティを使用して、GeographicScalebar
オブジェクトにアクセスします。プロパティのクエリと設定にはドット表記を使用します。
geoplot(1:10,1:10) gx = gca; v = gx.Scalebar.Visible; gx.Scalebar.Visible = "off";
外観
BackgroundAlpha
— 背景の透明度
0.45
(既定値) | [0, 1] の範囲の値
背景の透明度。[0, 1] の範囲の値として指定します。値 1
は不透明で、値 0
は透明です。
例: gx.Scalebar.BackgroundAlpha = 0.2;
BackgroundColor
— 背景色
[1 1 1]
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | "r"
| "g"
| "b"
| ...
背景色。RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または色の省略名として指定します。
カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、および"#f80"
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" | |
"none" | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 色なし |
MATLAB® の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
例: gx.Scalebar.BackgroundColor = [0 0 1];
例: gx.Scalebar.BackgroundColor = "b";
例: gx.Scalebar.BackgroundColor = "none";
例: gx.Scalebar.BackgroundColor = "#0000FF";
EdgeColor
— ラインの色
[0.15 0.15 0.15]
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | "r"
| "g"
| "b"
| ...
ラインの色。RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または色の省略名として指定します。
カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、および"#f80"
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" | |
"none" | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 色なし |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
メモ
親座標軸のプロパティを設定すると、スケール バーに影響する可能性があります。
親が地理座標軸の場合、座標軸の
AxisColor
プロパティを設定すると、スケール バーのEdgeColor
プロパティも同じ値に設定されます。親がマップ座標軸の場合、座標軸の
OutlineColor
プロパティを設定すると、スケール バーのEdgeColor
プロパティも同じ値に設定されます。
ただし、スケール バーのプロパティを設定しても、親座標軸には影響しません。座標軸のプロパティ値によってスケール バーのプロパティ値がオーバーライドされないようにするには、最初に座標軸の値を設定してから、スケール バーの値を設定してください。
例: gx.Scalebar.EdgeColor = "b";
例: gx.Scalebar.EdgeColor = "blue";
例: gx.Scalebar.EdgeColor = [0 0 1];
例: gx.Scalebar.EdgeColor = "#0000FF";
LineWidth
— ライン幅
0.5
(既定値) | 正の値
ライン幅。ポイント単位の正の値として指定します。1 ポイントは 1/72 インチです。
メモ
親座標軸の LineWidth
プロパティを設定すると、スケール バーの LineWidth
プロパティも同じ値に設定されます。ただし、スケール バーのプロパティを設定しても、座標軸のプロパティは設定されません。座標軸のプロパティ値によってスケール バーのプロパティ値がオーバーライドされないようにするには、最初に座標軸の値を設定してから、スケール バーの値を設定してください。
例: gx.Scalebar.LineWidth = 2;
Visible
— 可視性の状態
'on'
(既定値) | on/off logical 値
可視性の状態。'on'
または 'off'
、もしくは数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。'on'
の値は true
と等価であり、'off'
は false
と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として格納されます。
'on'
— オブジェクトを表示します。'off'
— オブジェクトを削除せずに非表示にします。非表示のオブジェクトのプロパティには引き続きアクセスできます。
フォント
FontName
— フォント名
サポートされているフォント名 | 'FixedWidth'
フォント名。サポートされているフォント名または 'FixedWidth'
として指定します。テキストを正しく表示し印刷するには、システムでサポートされているフォントを選択しなければなりません。既定のフォントは、オペレーティング システムとロケールによって異なります。
どのロケールでもテキストが整って見える固定幅のフォントを使用するには、'FixedWidth'
を使用します。固定幅フォントは、ルートの FixedWidthFontName
プロパティによって決まります。ルートの FixedWidthFontName
プロパティを設定すると、表示内容が新しいフォントを使用して直ちに更新されます。
メモ
親座標軸の FontName
プロパティを設定すると、スケール バーの FontName
プロパティも同じ値に設定されます。ただし、スケール バーのプロパティを設定しても、座標軸のプロパティは設定されません。座標軸のプロパティ値によってスケール バーのプロパティ値がオーバーライドされないようにするには、最初に座標軸の値を設定してから、スケール バーの値を設定してください。
例: gx.Scalebar.FontName = "Cambria";
FontSize
— フォント サイズ
8
(既定値) | スカラー数値
フォント サイズ。スカラー数値として指定します。
メモ
親座標軸の FontSize
プロパティを設定すると、スケール バーの FontSize
プロパティも同じ値に設定されます。ただし、スケール バーのプロパティを設定しても、座標軸のプロパティは設定されません。座標軸のプロパティ値によってスケール バーのプロパティ値がオーバーライドされないようにするには、最初に座標軸の値を設定してから、スケール バーの値を設定してください。
親座標軸に格納されたフォント サイズを使用すると、スケール バーのフォント サイズは座標軸のフォント サイズの 80% にスケーリングされます。
例: gx.Scalebar.FontSize = 12;
FontWeight
— 文字の太さ
'normal'
(既定値) | 'bold'
文字の太さ。'normal'
または 'bold'
として指定します。
MATLAB のフォントは、FontWeight
プロパティを使用して、ユーザーのシステムで使用可能なフォントから選択します。すべてのフォントに太字フォントがあるとは限りません。そのため、太字フォントを指定しても標準フォントの太さと変わらない場合があります。
メモ
親座標軸の FontWeight
プロパティを設定すると、スケール バーの FontWeight
プロパティも同じ値に設定されます。ただし、スケール バーのプロパティを設定しても、座標軸のプロパティは設定されません。座標軸のプロパティ値によってスケール バーのプロパティ値がオーバーライドされないようにするには、最初に座標軸の値を設定してから、スケール バーの値を設定してください。
例: gx.Scalebar.FontWeight = "bold";
FontColor
— フォントの色
[0.15 0.15 0.15]
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 'r'
| 'g'
| 'b'
| ...
フォントの色。RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または色の省略名として指定します。
カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、および"#f80"
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" | |
"none" | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 色なし |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
メモ
親座標軸のプロパティを設定すると、スケール バーに影響する可能性があります。
親が地理座標軸の場合、座標軸の
AxisColor
プロパティを設定すると、スケール バーのFontColor
プロパティも同じ値に設定されます。親がマップ座標軸の場合、座標軸の
FontColor
プロパティを設定すると、スケール バーのFontColor
プロパティも同じ値に設定されます。
ただし、スケール バーのプロパティを設定しても、親座標軸には影響しません。座標軸のプロパティ値によってスケール バーのプロパティ値がオーバーライドされないようにするには、最初に座標軸の値を設定してから、スケール バーの値を設定してください。
例: gx.Scalebar.FontColor = "b";
例: gx.Scalebar.FontColor = "blue";
例: gx.Scalebar.FontColor = [0 0 1];
例: gx.Scalebar.FontColor = "#0000FF";
FontAngle
— 文字の傾斜
'normal'
(既定値) | 'italic'
文字の傾斜。'normal'
または 'italic'
として指定します。
すべてのフォントに両方のフォント スタイルがあるとは限りません。そのため、イタリック フォントを指定しても標準フォントと変わらない場合があります。
メモ
親座標軸の FontAngle
プロパティを設定すると、スケール バーの FontAngle
プロパティも同じ値に設定されます。ただし、スケール バーのプロパティを設定しても、座標軸のプロパティは設定されません。座標軸のプロパティ値によってスケール バーのプロパティ値がオーバーライドされないようにするには、最初に座標軸の値を設定してから、スケール バーの値を設定してください。
例: gx.Scalebar.FontAngle = "italic";
FontSmoothing
— フォントの平滑化
'on'
(既定値) | on/off logical 値
フォントの平滑化。'on'
または 'off'
もしくは数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。'on'
の値は true
と等価であり、'off'
は false
と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として格納されます。
'on'
— アンチエイリアス処理を使用して画面上のテキストの表示を滑らかにします。'off'
— アンチエイリアス処理を使用しません。この設定はテキストがぼやけて見えるときに使用します。
メモ
FontSmoothing
プロパティは、将来のリリースでは効果がありません。フォントの平滑化は、このプロパティの値にかかわらず有効です。
例: gx.Scalebar.FontSmoothing = "off";
親/子
Parent
— 親
GeographicAxes
オブジェクト | MapAxes
オブジェクト
この プロパティ は読み取り専用です。
親。GeographicAxes
オブジェクトまたは MapAxes
オブジェクトとして指定します。
メモ
スケール バー オブジェクトは、親オブジェクトの Children
プロパティにはリストされません。
Children
— 子
空の GraphicsPlaceholder
配列
この プロパティ は読み取り専用です。
スケール バー オブジェクトに子はありません。
バージョン履歴
R2019a で導入R2022a: FontSmoothing
プロパティは将来のリリースでは効果なし
FontSmoothing
プロパティは、将来のリリースでは効果がありません。フォントの平滑化は、このプロパティの値にかかわらず有効です。
MATLAB コマンド
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