fitsread
FITS ファイルからデータを読み取る
構文
説明
は、data
= fitsread(filename
)filename
で指定された Flexible Image Transport System (FITS) ファイルのプライマリ データを読み取り、配列として返します。fitsread
関数は、未定義のデータ値を NaN
値で置き換え、数値データを傾き値と切片の値でスケーリングし、常に倍精度値を返します。
では、ファイルから読み取られたデータがスケーリングされず、未定義値のデータ値も data
= fitsread(filename
,"raw"
)NaN
値に置き換えられません。ファイルで指定されているクラス タイプが返されるデータで維持されます。
は、1 つ以上の名前と値の引数で指定された追加オプションを使用して FITS ファイルからデータを読み取ります。たとえば、data
= fitsread(filename
,___,Name=Value
)TableColumns=[3,5]
は、FITS ファイル内の 3 列目と 5 列目のデータを読み取ります。
例
入力引数
名前と値の引数
ヒント
MATLAB は FITS イメージ データをファイルに出現する順番で読み取りますが、FITS イメージ データの読み取りと書き込みを行うソフトウェア パッケージの中には、イメージ データがイメージの最下行から順番に格納されていることを前提としているものがあります。その結果、MATLAB で表示される FITS イメージ データは、他のソフトウェア パッケージを使用して表示される同じデータと比較すると、上下方向、すなわち水平軸回りに反転して表示されることがあります。MATLAB でイメージを反転させるには、
fitsread
の出力に対して関数flipud
を使用してからイメージを表示します。
バージョン履歴
R2006a より前に導入