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コマンド履歴

以前に実行したステートメントの表示

説明

コマンド履歴には、現在および以前の MATLAB® セッションで実行したステートメントのログが表示されます。コマンド履歴には、それぞれのセッションの日付と時刻がオペレーティング システムの短い日付形式で表示され、その後にそのセッションのステートメントが表示されます。左側の余白にあるブラケットは、グループとして処理されたステートメントを示します。エラーが発生したステートメントの各グループの前に、赤色のマークが表示されます。

コマンド履歴の項目を選択してから、その選択項目に対して以下のアクションを行うことができます。

アクション

操作を行うための方法

ステートメントからスクリプトを作成

項目を 1 つ以上選択して右クリックし、コンテキスト メニューから [スクリプトの作成] または [ライブ スクリプトの作成] を選択します。コマンド履歴で選択したステートメントを含む新しいファイルがエディターまたはライブ エディターで開きます。

前のステートメントを再実行

次のいずれかを行います。

  • 必要なステートメントがプロンプトに表示されるまで上方向キー (↑) を押してから、Enter キーを押します。

  • コマンド履歴内の項目をダブルクリックします。

  • コマンド履歴内の 1 つ以上の項目を選択し、Enter キーを押します。

選択を広げて複数のステートメントを含めるには、Shift + ↑ キーを押します。

ステートメントを別のウィンドウにコピー

項目を 1 つ以上選択してから、以下のいずれかを行います。

  • コンテキスト メニューから [コピー] を右クリックして選択します。次に、エディターや他のアプリケーションで開いているファイルに貼り付けます。

  • [コマンド履歴] パネルから選択したものを、開いているファイルまたは別のアプリケーションにドラッグします。

ステートメントからお気に入りのコマンドを作成

1 つ以上の項目を選択して右クリックし、[お気に入りの新規作成] を選択します。選択した項目が [コード] フィールドに追加された状態で、お気に入りのコマンド エディターが開きます。他のフィールドを設定して [保存] をクリックします。

お気に入りのコマンドの詳細については、お気に入りのコマンドの再実行を参照してください。

項目の削除

削除する項目を選択し、右クリックして [削除] を選択するか、Delete キーを押します。

すべての項目を削除するにはアクション ボタン をクリックし、コンテキスト メニューから [コマンド履歴のクリア] を選択します。この方法で削除された項目は、戻すことができません。

Command History showing a list of previously run statements

コマンド履歴 を開く

コマンド履歴は、コマンド ウィンドウとは別のポップアップ ウィンドウで表示することも、[コマンド履歴] パネルにドッキングして表示することもできます。

  • ポップアップ ウィンドウ – すべての履歴を表示するには、コマンド ウィンドウで上方向キー (↑) を押します。特定のステートメントを表示するには、プロンプトでそのステートメントの任意の部分を入力してから上方向キーを押します。

    [コマンド履歴] ポップアップ ウィンドウは、選択したステートメントに対して操作を行った後に閉じます。Esc キーを押して、ポップアップ ウィンドウを閉じることもできます。このポップアップ ウィンドウを無効にするには、[ホーム] タブに移動し、[環境] セクションで [レイアウト] をクリックします。次に、[レイアウト オプション] セクションで、[コマンド履歴][ポップアップ] オプションをオフにします。

  • ドッキング – サイドバーの [コマンド履歴] アイコン をクリックします。サイドバーに [コマンド履歴] アイコンが表示されていない場合は、[パネルをさらに開く] ボタン をクリックして、[コマンド履歴] を選択します。コマンド ウィンドウで commandhistory と入力することもできます。

MATLAB によるコマンド履歴の結果の検索方法を変更するには、[コマンド履歴] ポップアップ ウィンドウまたはパネルのアクション ボタン をクリックし、[部分一致][前方一致][大文字小文字の区別] など、使用可能なオプションから選択します。別の設定の詳細については、Modify Command History Settingsを参照してください。

すべて展開する

コマンド履歴を使用して、前の plot ステートメントを検索して実行します。

コマンド ウィンドウで、以下のステートメントを実行して 2 つのライン プロットを作成します。

x = 0:pi/100:2*pi;
y = sin(x);
plot(x,y)

x1 = linspace(-2*pi,2*pi);
y1 = sin(x1);
y2 = cos(x1);

figure
plot(x1,y1,x1,y2)

plot」と入力して上方向キーを押します。MATLAB はコマンド履歴を表示し、plot のすべてのインスタンスを強調表示します。最後に実行した plot のインスタンスが選択されます。

Command History showing a list of previously run commands and two instances of the word plot highlighted in yellow

上方向キーを押し、それ以前に実行した plot のインスタンスを選択して Enter キーを押します。MATLAB はステートメント plot(x,y) を実行します。

Command History showing a list of previously run commands and two instances of the word plot highlighted in yellow. The first instance of plot is selected.

プログラムでの使用

すべて展開する

commandhistory は、[コマンド履歴] パネルを、閉じている場合には開き、開いている場合には選択します。

詳細

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バージョン履歴

R2006a より前に導入

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