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ソース管理設定の構成

R2025a 以降. 次を置き換え: Set Source Control Preferences (R2024b).

MATLAB® の一般的なソース管理設定を使用して、新しい Git™ 作業フォルダーと SVN 作業フォルダーの既定の場所を指定したり、MathWorks® ソース管理統合を無効にしたりします。

[ホーム] タブの [環境] セクションで [設定] をクリックします。[MATLAB][ソース管理] を選択します。次に、設定を構成します。

Git 固有のソース管理設定を構成するには、Git 設定の構成を参照してください。

設定使用方法
ソース管理統合

MATLAB ソース管理統合は、既定では有効になっており、[ファイル] パネルと [プロジェクト] パネルからアクセスできます。

MATLAB ソース管理統合を無効にするには、[ソース管理を有効にする] をオフにします。

ソース管理を無効にしたときに、MATLAB ではリポジトリ情報を破棄しません。たとえば、.svn フォルダーや .git フォルダーを削除することはありません。

組み込みのソース管理統合の代わりに、Perforce® P4V などの他のソース管理ツールを MATLAB で使用する場合は、File Exchange で入手可能な Software Development Kit (SDK) を使用して独自のソース管理統合を作成します。次に、必ず [サードパーティのソース管理統合を有効にする (Java が必要)] を選択します。詳細については、Write a Source Control Integration with the SDKを参照してください。

ファイルコミット、マージ、SVN の更新、Git ブランチの切り替えなどのソース管理アクションを実行する前に未保存の変更についてメッセージを表示するように MATLAB を構成するには、[ソース管理操作の前に未保存のファイルを確認] を選択します。

既定では、MATLAB と Simulink® は、SVN の更新や Git ブランチの切り替えなどのソース管理操作によって変更されたファイルを再度読み込みます。

この動作を無効にするには、[ソース管理操作によって変更されたファイルの再読み込み] チェック ボックスをオフにします。

新規作業フォルダー

リポジトリから作業コピーを対話的にクローンまたはチェックアウトすると、既定では、MATLAB は、現在開いているフォルダーにファイルをダウンロードします。任意のフォルダーを使用する場合は、[指定したフォルダーを使用] を選択し、ブラウザーを使用するかパスを貼り付けてフォルダーを指定します。

Git 設定の構成

Git ソース管理設定を使用して、ユーザー名と電子メールの指定、現在の MATLAB セッションの資格情報の記憶、および SSH 認証の有効化を行います。

[ホーム] タブの [環境] セクションで [設定] をクリックします。[MATLAB][ソース管理][Git] を選択します。次に、設定を構成します。

設定使用方法
ユーザー[名前] フィールドと [電子メール] フィールドにユーザー名と電子メールを指定します。これを行うと、グローバル Git 構成ファイル内の user.nameuser.email の値が設定されます。

MATLAB Git 統合では、イニシャルを使用して [ローカル アバターの生成] を行うように既定で構成されています。アバターは、ブランチ マネージャーのユーザー名と電子メールの横に表示されるほか、MATLAB エディターで Git ソース管理の対象ファイルの行に注釈を付けたときにも表示されます。

MATLAB で gravatar.com などの Web サービスからグローバルに認識されているアバターを取得できるようにするには、代わりに [Web サービスからアバターを取得] を選択します。

アバターの使用を完全に無効にするには、代わりに [なし] を選択します。

資格情報

既定では、Git リポジトリを操作すると、MATLAB Git 統合はユーザー名とトークンを記憶します。既定の選択は [資格情報の保持] です。

Git 資格情報を現在のセッションでのみ記憶するように MATLAB を構成するには、[現在の MATLAB セッションの資格情報を記憶] を選択します。

資格情報管理を完全に無効にするには、代わりに [資格情報管理を無効にする] を選択します。

SSH

SSH キーの使用を有効にするには、[SSH を有効にする] を選択します。

既定では、MATLAB はエージェントでキーを検索します。Windows® では、SSH エージェントとして OpenSSH を使用します。OpenSSH をインストールするには、Windows 用 OpenSSH の概要を参照してください。

SSH エージェントを使用してキーを保存していない場合は、手動でキーを入力できます。

  1. [SSH エージェントを使用] チェックボックスをオフにします。

  2. ブラウザーを使用するか公開鍵ファイルへのパスを貼り付けて、[公開鍵ファイル] を指定します。パスの例は、C:\Users\username\.ssh\id_ed25519.pub のようになります。

  3. ブラウザーを使用するか秘密鍵ファイルへのパスを貼り付けて、[秘密鍵ファイル] を指定します。パスの例は、C:\Users\username\.ssh\id_ed25519 のようになります。

MATLAB Online™ では、SSH 認証は既定で無効になっています。MATLAB Online で SSH キーを使用するには、MATLAB Drive に公開鍵ファイルと秘密鍵ファイルを保存する必要があります。

パスフレーズを有効にし、セッションごとに 1 回だけプロンプトを受け取るようにするには、[キーはパスフレーズで保護されています] を選択します。

プロキシ

プロキシの使用を有効にするには、[プロキシを有効にする] を選択します。次に、[プロキシ ホスト] フィールドに使用するプロキシを指定します。これを行うと、グローバル Git 構成ファイル内の http.proxy の値が設定されます。

コミット署名

コミットへの自動署名を有効にするには、[コミットに署名] を選択します。

  1. [署名形式] オプションのいずれかを選択して、署名キーの形式を設定します。サポートされているキー形式は [OpenPGP] (既定) と [X.509] です。これを行うと、グローバル Git 構成ファイル内の gpg.format の値が設定されます。

    既存の GPG キーがない場合は、コミットへの署名に使用する新しい GPG キーを生成できます。詳細については、新しい GPG キーを生成するを参照してください。

  2. [公開署名鍵] フィールドで、署名キーを設定します。これを行うと、グローバル Git 構成ファイル内の user.signingkey の値が設定されます。

  3. [署名プログラムのパス] フィールドで、コミットへの署名に使用するプログラムを指定します。これを行うと、グローバル Git 構成ファイル内の gpg.x509.program または gpg.openpgp.program の値が設定されます。

MATLAB でコミット シグネチャが検証されると、ブランチ マネージャーと MATLAB エディターのラインの注釈の両方で、アバターとユーザー名の横に緑色の検証アイコン が表示されます。

ブランチ マネージャーブランチ マネージャーに表示されるコミットの数を制御するには、[表示するコミットの最大数] を指定します。
環境MATLAB でユーザー定義の Git 環境変数を使用できるようにするには、[定義されている場合は、Git 環境変数を使用する] を選択します。この設定は、MATLAB Online では利用できません。
Windows

Git LFS、Git フック、資格情報ヘルパー、または Simulink 自動マージを Windows で使用するには、コマンド ライン版の Git クライアントをインストールして、その他の設定で説明されている手順に従う必要があります。

  • Git コマンド ラインをインストールすると、MATLAB では [Git へのパス] が自動的に入力されます。

  • 既定では、Git コマンド ライン インストールには、シェル ユーティリティを提供する Git bash が含まれています。MATLAB では [シェルへのパス] が自動的に入力されます。

    メモ

    • Windows の MATLAB で Git フックを使用するには、コマンド ライン版の Git のインストール時に、.sh ファイルを Git Bash で実行できるようにします。Git フックの使用方法の例については、Use Git Hooks in MATLABを参照してください。

    • Windows で Simulink モデルを自動マージするには、シェルがインストールされている必要があります。MATLAB と CI パイプラインで自動マージを有効にする方法の詳細については、ロカールおよび CI パイプラインでのモデルの自動マージ (Simulink)を参照してください。

Windows システムで長いパスのサポートを有効にするには、[長いパスのサポートを有効にする] を選択します。これを行うと、グローバル Git 構成ファイル内の core.longpaths の値が true に設定されます。

SVN 設定の構成

SVN リポジトリを操作すると、MATLAB SVN 統合はユーザー名とトークンを記憶します。

SVN ソース管理設定を使用して、資格情報管理を調整したり無効にしたりします。

  1. [ホーム] タブの [環境] セクションで [設定] をクリックします。[MATLAB][ソース管理][SVN] を選択します。

  2. [資格情報] セクションで、使用可能なオプションから選択します。

    • 既定の選択は [資格情報の保持] オプションです。

    • SVN 資格情報を現在のセッションでのみ記憶するように MATLAB を構成するには、[現在の MATLAB セッションの資格情報を記憶] を選択します。

    • 資格情報管理を完全に無効にするには、代わりに [資格情報管理を無効にする] を選択します。

参考

トピック