C エンジンによって呼び出される MATLAB 関数のデバッグ
エンジン アプリケーションで使用する MATLAB® 関数を作成するときは、エンジン ライブラリ関数からその関数を呼び出す前に、MATLAB で実行することをお勧めします。
MATLAB 関数をエンジン アプリケーションに統合したら、dbstop
とその他の MATLAB デバッグ コマンドを使用して、エンジン アプリケーションによって呼び出された関数をデバッグできます。アプリケーションを既存の MATLAB セッションに接続する場合を除いて、デバッグ コマンドを入力できるように、処理を一時停止するためのコードをアプリケーションに追加しなければならない場合があります。
Windows でのエンジン アプリケーションのデバッグ
Windows® で MATLAB 関数 myfcn
を呼び出すエンジン アプリケーションがあるとします。myfcn
の呼び出しの前に、次のステートメントをエンジン コードに追加します。このコードはユーザー入力を待機します。
fgetc(stdin);
エンジン アプリケーションを開始します。アプリケーションは MATLAB デスクトップと、MATLAB の Windows コンソール アプリケーションを開きます。デスクトップのコマンド プロンプトで、次のコマンドを入力します。関数が MATLAB パス上にあることを確認します。
dbstop("myfcn")
コンソール ウィンドウで、Enter キーを押します。MATLAB がデバッグ モードになります。デスクトップのコマンド ウィンドウにデバッグ コマンドを入力します。
既存の MATLAB セッションに接続されたエンジン アプリケーションのデバッグ
既存の MATLAB セッションの使用方法の詳細については、既存の MATLAB セッションへの接続を参照してください。エンジン アプリケーションによって呼び出された関数 myfcn
をデバッグするには、最初に次のいずれかのコマンドを使用して MATLAB をオートメーション サーバーとして開始します。
システム プロンプトから:
matlab.exe -automation
MATLAB コマンド プロンプトから:
state = enableservice('AutomationServer',true);
MATLAB コマンド プロンプトで、以下のように入力します。
dbstop("myfcn")
エンジン アプリケーションを開始します。MATLAB がデバッグ モードになります。MATLAB コマンド ウィンドウにデバッグ コマンドを入力します。