既存の MATLAB セッションへの接続
この例では、エンジン プログラムを既に実行中の MATLAB® セッションに接続する方法を説明します。
Windows® プラットフォームでは、コマンド ラインで -automation
を指定して MATLAB を起動します。関数 engOpen
を呼び出すと、この既存のセッションに接続します。関数 engOpen
の呼び出しはすべてこの 1 つの MATLAB セッションに接続するため、関数 engOpen
は一度だけ呼び出します。
また、-automation
オプションによって、コマンド ウィンドウが最小化されます。ウィンドウは手動で開かなければなりません。
macOS および Linux® プラットフォームの場合、既存の MATLAB セッションにエンジン プログラムを接続することはできません。
MATLAB セッションをシャットダウンします。
Windows メニュー バーの [スタート] ボタンから、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
MATLAB で、次のコマンドから返された値をキャプチャします。
path = fullfile(matlabroot,'bin',computer('arch'))
[ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスの [名前] フィールドに、次のコマンドを入力します。path
は前の手順から取得した値に置き換えます。
path\matlab.exe -automation
MATLAB を起動するには、[OK] をクリックします。
MATLAB で engwindemo.c
の例を書き込み可能なフォルダーにコピーします。
copyfile(fullfile(matlabroot,'extern','examples','eng_mat','engwindemo.c'),'.', 'f')
例をビルドします。
mex -client engine engwindemo.c
MATLAB プロンプトで以下を入力して、engwindemo
プログラムを実行します。
!engwindemo
このコマンドでは、新たな MATLAB セッションは起動されず、既に開いている MATLAB セッションが使用されます。