ロケールと表示言語の設定
プラットフォームのロケールにより、時刻、日付、通貨などの情報の表示形式が定義されます。macOS および Linux® プラットフォームでは、ロケールによってユーザー インターフェイスの言語も定義されます。Windows® プラットフォームでは、表示言語によってユーザー インターフェイスの言語が定義されます。
プラットフォームごとに、ロケールと表示言語を指定するために異なる設定が使用されます。MATLAB® は、これらのプラットフォーム固有の設定を使用して、デスクトップの表示言語と、デスクトップ内の時刻、日付、通貨の値などの情報の表示形式を決定します。次の表では、各プラットフォームで構成する設定について説明します。サポートされているオペレーティング システムについては、システム要件を参照してください。
プラットフォーム | 設定 |
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Windows | MATLAB は、Windows プラットフォームの複数の設定を使用します。
Windows の表示言語、ユーザー ロケール、およびシステム ロケールの設定はすべて同じ値でなければなりません。そうなっていないと、文字化けや文字の誤表示が発生する可能性があります。これらの設定を変更する方法や言語パックをインストールする方法の詳細については、Windows オペレーティング システムのドキュメンテーションを参照してください。 MATLAB は、既定の文字エンコードおよびプロセス固有のシステム エンコードとして UTF-8 を使用します。マシン全体のシステム エンコードを UTF-8 に設定することもできます。その場合は、[ベータ: ワールドワイド言語サポートで Unicode UTF-8 を使用] オプションを使用します。このオプションは、Windows Server 2019 で文字化けを防ぐために使用する必要があります。サポートされている他のすべてのバージョンの Windows では、このオプションは必須ではありません。 |
macOS | MATLAB は、macOS システムのユーザー ロケール設定を使用して、MATLAB デスクトップ内の表示言語と表示形式を決定します。ユーザー ロケール設定を変更する方法の詳細については、macOS オペレーティング システムのドキュメンテーションを参照してください。選択しようとしているロケールが使用可能でない場合は、まずその言語パックをインストールする必要がある可能性があります。 MATLAB は、ロケール設定の言語と地域の組み合わせごとにコードセットを自動的に選択します。システムでロケール設定をカスタマイズすると、MATLAB ではカスタマイズされた部分が無視されます。MATLAB では、 |
Linux | MATLAB は Linux システムの
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サポートされていないロケール設定
MATLAB でサポートされていないロケール設定もあります。ユーザーが指定したロケールがサポートされていない場合、MATLAB は既定のロケール en_US_POSIX.US-ASCII
(C のロケールとも呼ばれる) を使用します。
サポートされている文字セットとエンコード
MATLAB は、プラットフォーム、言語またはロケールにかかわらずすべての文字と記号を表示できるように、内部文字セットとして Unicode® を使用しています。MATLAB は、すべての Unicode コード ポイントをファイルとバイト ストリーム内で表すことができるように、既定の文字エンコードに UTF-8 を使用しています。MATLAB は、下位互換性と相互運用性のために他の文字エンコードもサポートしています。
現在のフォルダー ブラウザーのローカライズされた書式
現在のフォルダー ブラウザーでは、MATLAB は、通常、プラットフォーム ニュートラルにローカライズされた書式と規則を適用します。ただし、オペレーティング システムの短い日付形式を使用して、ファイルの日時データを表示する形式を制御できます。