カラーマップを使用したカラー スキームの変更
MATLAB® では、表面プロットなどの可視化表示の際、既定のカラー スキームが使用されます。カラー スキームは、カラーマップを指定して変更できます。カラーマップは、RGB 3 成分を含んだ 3 列の配列で、各行は異なる色を定義します。
たとえば、次の表面プロットは、既定のカラー スキームを使用しています。
f = figure; surf(peaks);
次のコマンドによって、現在の Figure のカラーマップが、いくつかの事前定義カラーマップの 1 つであるwinter
に変更されます (完全なリストについてはカラーマップを参照)。
colormap winter;
複数の Figure を開いている場合は、関数 colormap
の最初の引数として Figure
オブジェクトを渡します。
colormap(f,hot);
事前定義された各カラーマップには、既定で 256 色のパレットがあります。ただし、事前定義されたカラーマップ関数に 0 または正の整数を渡すことで、任意の数の色を指定できます。たとえば、次のhot
カラーマップには 10 のエントリがあります。
c = hot(10); colormap(c);
また、m 行 3 列の配列として独自のカラーマップを作成することもできます。配列の各行には、赤、緑、青の強度がそれぞれの色ごとに格納されます。強度値は [0,1] の範囲になります。次の簡単なカラーマップには、3 つのエントリが含まれています。
mycolors = [1 0 0; 1 1 0; 0 0 1]; colormap(mycolors);
複数の座標軸を扱っている場合は、関数 colormap
に axes オブジェクトを渡すことで、座標軸ごとに異なるカラーマップを割り当てることができます。
tiledlayout(1,2) ax1 = nexttile; surf(peaks); shading interp; colormap(ax1,parula(10)); ax2 = nexttile; surf(peaks); shading interp; colormap(ax2,cool(10));