アプリでの極方程式のプロット
関数polaraxes
およびpolarplot
を使用して、アプリで極方程式をプロットできます。このサンプル アプリでは、アプリ ユーザーがパラメーター値またはコンポーネントのプロパティを変更すると、極座標プロットが更新されて変更が反映されます。この例では、次のアプリ作成タスクを示します。
uiaxes
がサポートしていないプロットを表示するために、異なるタイプの座標軸をプログラムで作成する。アプリ内でプロット関数を呼び出す。
極座標軸の設定
特殊な座標軸を "プログラムによって" アプリに追加できます。UIAxes
オブジェクトでは直交座標プロットしかサポートされていないため、この方法は役立ちます。たとえば、極座標軸は、極座標をプロットするための特殊なタイプの座標軸です。アプリに対話的に追加できる UIAxes
オブジェクトとは異なり、startupFcn コールバック関数内で PolarAxes
オブジェクトを作成する必要があります。startupFcn
コードで、アプリ内に極座標軸を作成して配置します。PolarAxes
オブジェクトを Pax
という名前の新しいプライベート プロパティに格納し、アプリ コードのさまざまな部分からアクセスできるようにします。プライベート プロパティを作成するには、App Designer のツールストリップの [エディター] タブから [プロパティ] を選択し、[プライベート プロパティ] オプションを選択します。
app.Pax = polaraxes(app.UIFigure);
app.Pax.Units = "pixels";
app.Pax.Position = [260 55 230 230];
startupFcn
コールバックの詳細については、App Designer の起動タスクおよび入力引数を参照してください。
極方程式のプロット
作成した app.Pax
プロパティを関数 polarplot
への最初の入力として指定して、極方程式をプロットします。たとえば、アプリ ユーザーがパラメーター値を変更したときにプロットを更新するには、[a] 編集フィールドと [b] 編集フィールド用の ValueChangedFcn
コールバック関数を作成します。次に、そのコールバック内にプロット コマンドを追加します。
theta = 0:pi/1800:2*pi; r = (1 + sin(a.*theta)).^(1/b); plotline = polarplot(app.Pax,theta,r);