App Designer での起動タスクおよびアプリの入力引数の指定
R2026bApp Designer では、アプリの起動後、ユーザーが UI を操作する前に実行される特殊な関数を作成できます。この関数は startupFcn コールバックと呼ばれ、既定値の設定、アプリの入力引数の定義、変数の初期化、またはアプリの初期状態に影響するコマンドの実行に役立ちます。たとえば、startupFcn コールバックを使用して、既定のプロットを表示したり、テーブルに既定の値のリストを表示したりできます。
startupFcn コールバックの作成
startupFcn コールバックを作成するには、次のいずれかの方法を使用します。
[コード ビュー] の [エディター] タブで、 [コールバック] を選択します。あるいは、[コード ブラウザー] ペインの [コールバック] タブで、 ボタンをクリックします。コールバックを実行するコンポーネントとしてアプリ ノードを選択し、コールバック プロパティとして
[StartupFcn]を選択します。アプリ ノードの名前は、アプリ ファイルと同じです。
[コンポーネント ブラウザー] で、アプリ ノードを右クリックして [コールバック] 、 [StartupFcn コールバックの追加] を選択します。アプリ ノードの名前は、アプリ ファイルと同じです。

App Designer によってこの関数が作成され、その関数の本体にカーソルが置かれます。アプリの起動時に関数に実行させるコマンドを追加します。保存してアプリを実行します。

startupFcn コールバックをもつアプリの例については、自動リフロー機能でサイズを変更するアプリの作成を参照してください。
アプリの入力引数の定義
startupFcn コールバックは、アプリの入力引数を定義できる関数でもあります。入力引数は、ユーザー (または別のアプリ) がアプリの起動時に初期値を指定する場合に役立ちます。
アプリに入力引数を追加するには、App Designer でアプリを開いて、[コード ビュー] をクリックします。次に、[エディター] タブで [アプリの入力引数] をクリックして、[アプリの詳細] ダイアログ ボックスを起動します。

ダイアログ ボックスの [入力引数] フィールドを使用して、startupFcn コールバックの関数シグネチャの入力引数を追加または削除します。入力引数の変数名のコンマ区切りのリストを入力します。varargin を入力して、任意の引数をオプションにすることもできます。[OK] をクリックします。
[OK] をクリックすると、startupFcn コールバックが App Designer によって作成されます。関数シグネチャには常に最初に app 入力引数があり、その後に指定した入力引数が続きます。アプリに startupFcn コールバックが既にある場合は、新しい入力引数が含まれるように関数シグネチャが更新されます。
入力引数を作成して startupFcn コールバック関数をコーディングしたら、アプリをテストできます。ツールストリップの [実行] ボタン メニューを展開します。2 番目のメニュー項目に、各入力引数のコンマ区切りの値を指定します。値を入力して Enter キーを押すと、アプリが実行されます。

メモ
ボタン メニューで必要な入力引数の値を指定せずに [実行] をクリックすると、MATLAB® はエラーを返します。
一連の入力引数を使用してアプリが正常に実行されると、[実行] ボタンのアイコンに青い円が表示されます。

青い円は、以前の入力値を再入力することなく、その値を使用してアプリを再実行できることを示します。最大 7 セットの以前の入力値から選択できます。アプリを最後の値のセットで再実行するには、[実行] ボタンの上半分をクリックします。または、[実行] ボタンの下半分をクリックして、これまでの値のセットのうちいずれかを選択します。
[実行] ボタンで関数シグネチャの引数のリストを変更することもできます。[実行] ボタン メニューから [アプリの入力引数を編集] を選択します。

または、ツールストリップで [アプリの入力引数] をクリックするか、[コード ブラウザー] で startupFcn コールバックを右クリックすることによって、同じ [アプリの詳細] ダイアログ ボックスを開くことができます。
入力引数を使用するアプリの例については、複数の App Designer アプリ間でのデータの共有を参照してください。