matOpen (C および Fortran)
MAT ファイルを開く
C 構文
#include "mat.h" MATFile *matOpen(const char *filename, const char *mode);
Fortran 構文
#include "mat.h" mwPointer matOpen(filename, mode) character*(*) filename, mode
引数
filename開くファイルの名前
modeファイルを開くモード。次の表に、
modeの有効な値を示します。r読み取り専用でファイルを開きます。ファイルを検証して MAT ファイルの現在のバージョンを判断し、現在のバージョンを保持します。
u読み取りと書き込みの両方の更新用にファイルを開きます。ファイルが存在しない場合、ファイルは作成されません (
fopenのr+モードと同等)。ファイルを検証して MAT ファイルの現在のバージョンを判断し、現在のバージョンを保持します。wファイルを書き込み専用で開きます。以前の内容が存在する場合は削除されます。
w4MATLAB® Versions 4 以前のソフトウェアと互換性のある MAT ファイルを作成します。
w6MATLAB Version 5 (R8) 以前のソフトウェアと互換性がある MAT ファイルを作成します。
wLモードと等価です。wLシステムの既定の文字セットを使用して文字データを書き込むためにファイルを開きます。結果の MAT ファイルを読み取るには MATLAB Version 6 または 6.5 ソフトウェアを使用します。
wLモード スイッチを使用しない場合、MATLAB は既定の設定では Unicode® 文字エンコードを使用して MAT ファイルに文字データを書き込みます。w6モードと等価です。w7MATLAB Version 7.0 (R14) 以前のソフトウェアと互換性がある MAT ファイルを作成します。
wzモードと等価です。wz圧縮データを書き込むためにファイルを開きます。既定では、MATLAB 関数
saveはワークスペース変数を MAT ファイルに保存する際に圧縮します。関数matOpenで MAT ファイルを作成するときと同じ圧縮率を使用するには、wzオプションを使用します。w7モードと等価です。w7.32 GB を超えるオブジェクトを格納できる HDF5 ベース形式で MAT ファイルを作成します。
戻り値
ファイル ハンドル、またはファイルを開けなかった場合は C では NULL (Fortran では 0)。
説明
このルーチンは、読み取りおよび書き込み用に MAT ファイルを開きます。
例
例を開くには、次のように入力します。
edit([fullfile(matlabroot,"extern","examples","engmat","filename")]);
ここで filename は、次のようになります。
トピック
バージョン履歴
R2006a より前に導入