Main Content

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

rsetwrite

イメージ ファイルからの R-Set ファイルの作成

説明

rsetfile = rsetwrite(filename) は、指定された入力から解像度を下げたデータセット (R-Set) ファイルを作成します。入力ファイルは TIFF または NITF イメージ ファイルでなければなりません。関数は、生成した R-Set ファイルを現在の作業フォルダーに書き込みます。このファイルの名前は入力と同じですが、拡張子は rset になります。

rsetfile = rsetwrite(filename,rsetfilename) は、rsetfilename を使用して R-Set ファイルの名前を指定します。

rsetfile = rsetwrite(adapter,rsetfilename) は、ImageAdapter オブジェクト adapter から rsetfilename という名前の R-Set ファイルを作成します。TIFF でも NITF でもないタイプのイメージ ファイルから R-Set ファイルを作成する場合に、この構文を使用します。

すべて折りたたむ

TIFF イメージ ファイルをワークスペースに読み込みます。

filename = "mandi.tif";

イメージ ファイルから R-Set ファイルを作成します。関数は現在の作業フォルダーに R-Set を作成します。

rsetfile = rsetwrite(filename);

関数imtoolを使用して、R-Set ファイルを表示します。

imtool(rsetfile)

Figure Image Tool 1 - mandi.rset contains an axes object and other objects of type uimenu, uitoolbar, uipanel. The axes object contains an object of type image.

R-Set ファイルを 65% 拡大して空間的なタイルを表示します。

imtool(rsetfile,"InitialMagnification",65);

Figure Image Tool 2 - mandi.rset contains an axes object and other objects of type uimenu, uitoolbar, uipanel. The axes object contains an object of type image.

入力引数

すべて折りたたむ

TIFF または NITF イメージ ファイルの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

データ型: char | string

出力 R-Set ファイルの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。rsetfilename を指定しない場合、filename は R-Set ファイルの名前 rsetfile を設定します。

データ型: char | string

イメージ アダプター オブジェクト。ImageAdapter オブジェクトとして指定します。ImageAdapter は、特定のイメージ ファイル形式を読み取る一般的な API と共に関数 rsetwrite を提供するユーザー定義オブジェクトです。

出力引数

すべて折りたたむ

R-Set ファイルの名前。string スカラーとして返されます。この値は、R-Set が格納されるファイルの名前を指定します。

ヒント

  • rsetwrite は、空間的なタイルにイメージを分割し、異なる解像度レベルのイメージをリサンプリングすることで、R-Set を作成します。R-Set ファイルには完全な解像度のイメージ データの圧縮コピーが含まれます。イメージ ツール (imtool) を使用して R-Set ファイルを開き、ズームインして高い解像度でタイルを表示できます。ズーム アウトすると、関数は低い解像度のタイルを表示します。このように R-Set ファイルでは、イメージの鮮明度とメモリ消費量は、最適なパフォーマンスを得られるようにバランスが取られます。

  • R-Set の作成時、進行状況バーに完了のステータスが表示されます。完了する前に作成プロセスをキャンセルした場合、関数は R-Set を作成せず、空の rsetfile を返します。

  • rsetwrite は、未圧縮の version 2.0 以降の NITF イメージ ファイルをサポートしています。この関数では、3 つを超えるデータ帯域または浮動小数点データを持つ NITF ファイルはサポートされません。1 つを超えるデータ帯域を持つイメージは、符号なし整数データを含む場合には受け入れられます。

  • 単一の R-Set タイルより小さい次元のイメージから R-Set を作成することができます。ただし、結果として得られる R-Set ファイルが元のファイルより大きくなり、読み込みに時間がかかる場合があります。R-Set 内のタイルの現在のサイズは 512 × 512 ピクセルです。

バージョン履歴

R2009a で導入