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rgbwide2xyz

広色域 RGB カラー値を CIE 1931 XYZ カラー値に変換

R2020b 以降

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    構文

    XYZ = rgbwide2xyz(RGB,BPS)
    XYZ = rgbwide2xyz(RGB,BPS,Name,Value)

    説明

    例

    XYZ = rgbwide2xyz(RGB,BPS) は、BT.2020 または BT.2100 色空間の広色域 RGB 値を CIE 1931 XYZ カラー値に変換します。BPS は各入力チャネルを表現するために必要なビット数を指定します。

    XYZ = rgbwide2xyz(RGB,BPS,Name,Value) は、1 つ以上の名前と値のペアの引数を使用してオプションを指定します。

    例

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    10 ビット BT.2020 RGB の緑の値を XYZ に変換

    緑色の広色域 RGB 値を作成します。

    rgbvalue = uint16([64 940 64]);

    10 ビット BT.2020 RGB カラー値を XYZ カラー値に変換します。

    xyzvalue = rgbwide2xyz(rgbvalue,10);

    12 ビット BT.2100 RGB の青の値を XYZ に変換

    青色の広色域 RGB カラー値を作成します。

    rgbvalue = uint16([64 64 940]);

    12 ビット BT.2100 RGB 値を XYZ カラー値に変換します。

    xyzvalue = rgbwide2xyz(rgbvalue,12,ColorSpace="BT.2100");

    HLG を使用して 10 ビット BT.2100 RGB の白の値を XYZ に変換

    白色の広色域 RGB 値を作成します。

    rgbvalue = uint16([940 940 940]);

    Hybrid Log Gamma (HLG) 伝達関数を使用して、10 ビット BT.2100 RGB カラー値を XYZ カラー値に変換します。

    xyzvalue = rgbwide2xyz(rgbvalue,10,ColorSpace="BT.2100",LinearizationFcn="HLG");

    入力引数

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    広色域 RGB カラー値。次のいずれかとして指定します。

    • カラー値から成る p 行 3 列の数値行列 (1 行につき 1 色)

    • イメージを表す m x n x 3 の数値配列

    • イメージのスタックを表す m x n x 3 x f の数値配列

    次の表に、広色域のデータ範囲 (10 ビットおよび 12 ビットの整数カラー値) を示します。範囲の最小値は黒にマッピングされ、範囲の最大値は白にマッピングされます。広色域の値としてサポートされているデータ範囲内の RGB 値を持つピクセルのみ、実現可能な色にマッピングされることが保証されます。

    データ型データ範囲全体広色域 RGB のデータ範囲
    10 ビット[0, 1023][64, 940]
    12 ビット [0, 4095][256, 3760]

    データ型: uint16

    入力広色域 RGB イメージの各チャネルのサンプルあたりのビット数。10 または 12 として指定します。

    名前と値の引数

    オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

    例: xyzvalue = rgbwide2xyz(rgbvalue,12,ColorSpace="BT.2100"); は、広色域 RGB 値の色空間を "BT.2100" として指定します。

    R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

    例: xyzvalue = rgbwide2xyz(rgbvalue,12,"ColorSpace","BT.2100"); は、広色域 RGB 値の色空間を "BT.2100" として指定します。

    広色域 RGB 値の色空間。"BT.2020" または "BT.2100" として指定します。

    データ型: char | string

    基準白色点。3 要素行ベクトル、または次の表の CIE 標準光源のいずれかとして指定します。

    値白色点
    "a"

    CIE 標準光源 A [1.0985, 1.0000, 0.3558]。相関色温度 2856 K で典型的な家庭用のタングステン製フィラメントの照明をシミュレートしたものです。

    "c"CIE 標準光源 C [0.9807, 1.0000, 1.1822]。相関色温度 6774 K で平均天空または北空の昼光をシミュレートしたものです。CIE では推奨されていません。
    "e"等エネルギー放射体、[1.000, 1.000, 1.000]。理論的参照値として有用。
    "d50"CIE 標準光源 D50 [0.9642, 1.0000, 0.8251]。相関色温度 5003 K で日の出または日没時の暖か味のある昼光をシミュレートしたものです。"地平光" とも呼ばれます。

    "d55"

    CIE 標準光源 D55 [0.9568, 1.0000, 0.9214]。相関色温度 5500 K で午前または午後の中ごろの昼光をシミュレートしたものです。

    "d65"CIE 標準光源 D65 [0.9504, 1.0000, 1.0888]。相関色温度 6504 K で正午の昼光をシミュレートしたものです。
    "icc"ICC プロファイルで使用される PCS (プロファイル接続空間) の輝度。小数ビットが 16 ビットの 32 ビット符号付き固定小数点数による [0.9642, 1.000, 0.8249] の近似。実際の値: [31595,32768, 27030]/32768。

    データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | logical | char | string

    変換の伝達関数。次のいずれかの値として指定します。

    値説明
    "PQ"Perceptual Quantization
    "HLG"Hybrid Log Gamma

    データ型: char | string

    出力引数

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    CIE 1931 XYZ 色空間の値。RGB 入力のカラー値と同じサイズの数値配列として返されます。

    データ型: double

    参照

    [1] Rec. ITU-R BT.2020-2 (10/2015). "Parameter values for ultra-high definition television systems for production and international programme exchange." International Telecommunication Union; Broadcasting service (television). https://www.itu.int/rec/R-REC-BT.2020.

    [2] Rec. ITU-R BT.2100-2 (07/2018). "Image parameter values for dynamic range television for use in production and international programme exchange." International Telecommunication Union; Broadcasting service (television). https://www.itu.int/rec/R-REC-BT.2100.

    [3] Rec. ITU-R BT.2390-7 (07/2019). "High dynamic range television for production and international programme exchange." International Telecommunication Union; Broadcasting service (television). https://www.itu.int/pub/R-REP-BT.2390.

    バージョン履歴

    R2020b で導入

    参考

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