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chgFreqUnit

周波数応答データ モデルの周波数単位の変更

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    構文

    sys_new = chgFreqUnit(sys,newfrequnits)

    説明

    sys_new = chgFreqUnit(sys,newfrequnits) は、システム動作を変更せずに sys の周波数点の単位を newfrequnits に変更します。sys の Frequency と FrequencyUnit の両方のプロパティは、sys と sys_new の周波数応答が一致するように調整します。

    例

    例

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    この例では次を使用します。

    ライブ スクリプトを開く

    周波数応答データ モデルを作成します。

    load('AnalyzerData');
sys = frd(resp,freq);

    データ ファイル AnalyzerData には列ベクトル freq および resp があります。これらのベクトルには、それぞれ 256 個のテスト周波数と対応する複素数値周波数応答点があります。sys の既定の周波数単位は rad/TimeUnit であり、TimeUnit はシステムの時間単位です。

    周波数単位を変更します。

    sys1 = chgFreqUnit(sys,'rpm');

    sys1 の FrequencyUnit プロパティは rpm です。

    sys と sys1 のボード線図を比較します。

    bodeplot(sys,'r',sys1,'y--');
legend('sys','sys1')

    MATLAB figure

    chgFreqUnit コマンドによってシステム動作を変更せずに sys の周波数点の単位が変更されるため、sys と sys1 の振幅と位相は一致します。

    sys の FrequencyUnit プロパティを変更して、元のシステムとボード線図を比較します。

    sys2 = sys;
sys2.FrequencyUnit = 'rpm';
bodeplot(sys,'r',sys2,'gx'); 
legend('sys','sys2');

    MATLAB figure

    FrequencyUnit プロパティを変更すると、システム動作が変更されます。そのため、sys と sys2 のボード線図は一致しません。たとえば、約 2 rad/s の元のコーナー周波数は約 2 rpm (または 0.2 rad/s) に変わります。

    入力引数

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    周波数応答データ モデル。idfrd モデルとして指定します。

    新しい周波数点の単位。以下のいずれかの値として指定します。

    • 'rad/TimeUnit'

    • 'cycles/TimeUnit'

    • 'rad/s'

    • 'Hz'

    • 'kHz'

    • 'MHz'

    • 'GHz'

    • 'rpm'

    値 rad/TimeUnit と cycles/TimeUnit は、TimeUnit プロパティで指定されたシステム時間単位に相対的な周波数単位を表現します。

    出力引数

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    周波数点の新しい単位をもつ、sys と同じタイプの周波数応答データ モデル。sys_new の周波数応答は sys と同じです。

    バージョン履歴

    R2012a で導入

    参考

    | (Control System Toolbox) |

    トピック