基本的なコーディング方法のパラメーター
これらのパラメーターは、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [HDL コード生成] 、 [グローバル設定] ペインの [コーディング標準] タブにある [基本コーディング ルール] セクションに属しています。これらのパラメーターを使用して、業界標準のガイドラインで指定される基本コーディング ルールをカスタマイズします。これらのルールは設計で使用する命名規則に対応します。
名前の重複をチェック
設計内の重複している名前をチェックするかどうかを指定します。このチェックは、業界標準のガイドラインの CGSL-1.A.A.5 に対応します。
設定
既定の設定: オン
オン
名前の重複をチェックします。
オフ
名前の重複をチェックしません。
依存関係
[名前の重複をチェック] チェック ボックスをオフにするには、[HDL コーディング標準] パラメーターを [Industry]
に設定します。
コマンド ライン情報
このプロパティを設定するには、次の手順に従います。
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトを作成します。
cso = hdlcoder.CodingStandard('Industry');
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトの
DetectDuplicateNamesCheck
プロパティを設定します。たとえば、名前の重複のチェックを無効にするには、以下を入力します。
cso.DetectDuplicateNamesCheck.enable = false;
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトに
HDLCodingStandardCustomizations
プロパティを設定し、コーティング標準を指定してコードを生成します。たとえば、DUT が
sfir_fixed/symmetric_fir
の場合は、以下を入力します。makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir', 'HDLCodingStandard','Industry', ... 'HDLCodingStandardCustomizations',cso);
参考
設計名の HDL キーワードをチェック
設計名に含まれる HDL キーワードをチェックするかどうかを指定します。このチェックは、業界標準のガイドラインの CGSL-1.A.A.3 に対応します。
設定
既定の設定: オン
オン
設計名の HDL キーワードをチェックします。
オフ
設計名の HDL キーワードをチェックしません。
依存関係
[設計名の HDL キーワードをチェック] チェック ボックスをオフにするには、[HDL コーディング標準] パラメーターを [Industry]
に設定します。
コマンド ライン情報
このプロパティを設定するには、次の手順に従います。
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトを作成します。
cso = hdlcoder.CodingStandard('Industry');
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトの
HDLKeywords
プロパティを設定します。たとえば、設計名の HDL キーワードのチェックを無効にするには、以下を入力します。
cso.HDLKeywords.enable = false;
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトに
HDLCodingStandardCustomizations
プロパティを設定し、コーティング標準を指定してコードを生成します。たとえば、DUT が
sfir_fixed/symmetric_fir
の場合は、以下を入力します。makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir', 'HDLCodingStandard','Industry', ... 'HDLCodingStandardCustomizations',cso);
参考
モジュール、インスタンス、エンティティの名前の長さをチェック
モジュール、インスタンス、エンティティの名前の長さをチェックするかどうかを指定します。このチェックは、業界標準のガイドラインの CGSL-1.A.C.3 に対応します。
設定
既定の設定: オン
オン
モジュール、インスタンス、エンティティの名前の長さをチェックします。
- 最小値
名前の長さの最小値を正の整数で指定します。既定値は 2 です。
- 最大値
名前の長さの最大値を正の整数で指定します。既定値は 32 です。
オフ
モジュール、インスタンス、エンティティの名前の長さをチェックしません。
依存関係
[モジュール、インスタンス、エンティティの名前の長さをチェック] チェック ボックスをオフにするには、[HDL コーディング標準] パラメーターを [Industry]
に設定します。
コマンド ライン情報
このプロパティを設定するには、次の手順に従います。
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトを作成します。
cso = hdlcoder.CodingStandard('Industry');
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトの
ModuleInstanceEntityNameLength
プロパティを設定します。たとえば、モジュール、インスタンス、エンティティの名前の長さのチェックを有効にして、名前の長さの最小値を 5、最大値を 30 に設定するには、以下を入力します。
cso.ModuleInstanceEntityNameLength.enable = true; cso.ModuleInstanceEntityNameLength.length = [5 30];
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトに
HDLCodingStandardCustomizations
プロパティを設定し、コーティング標準を指定してコードを生成します。たとえば、DUT が
sfir_fixed/symmetric_fir
の場合は、以下を入力します。makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir', 'HDLCodingStandard','Industry', ... 'HDLCodingStandardCustomizations',cso);
参考
信号、端子、パラメーターの名前の長さをチェック
信号、端子、パラメーターの名前の長さをチェックするかどうかを指定します。このチェックは、業界標準のガイドラインの CGSL-1.A.B.1 に対応します。
設定
既定の設定: オン
オン
信号、端子、パラメーターの名前の長さをチェックします。
- 最小値
名前の長さの最小値を正の整数で指定します。既定値は 2 です。
- 最大値
名前の長さの最大値を正の整数で指定します。既定値は 40 です。
オフ
信号、端子、パラメーターの名前の長さをチェックしません。
依存関係
[信号、端子、パラメーターの名前の長さをチェック] チェック ボックスをオフにするには、[HDL コーディング標準] パラメーターを [Industry]
に設定します。
コマンド ライン情報
このプロパティを設定するには、次の手順に従います。
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトを作成します。
cso = hdlcoder.CodingStandard('Industry');
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトの
SignalPortParamNameLength
プロパティを設定します。たとえば、信号、端子、パラメーターの名前の長さのチェックを有効にし、名前の長さの最小値を 5、最大値を 30 に設定するには、以下を入力します。
cso.SignalPortParamNameLength.enable = true; cso.SignalPortParamNameLength.length = [5 30];
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトに
HDLCodingStandardCustomizations
プロパティを設定し、コーティング標準を指定してコードを生成します。たとえば、DUT が
sfir_fixed/symmetric_fir
の場合は、以下を入力します。makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir', 'HDLCodingStandard','Industry', ... 'HDLCodingStandardCustomizations',cso);