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複数ファイルのテスト ベンチ

生成されたテスト ベンチを補助関数、データ、HDL テスト ベンチ コード ファイルに分割する

モデル コンフィギュレーション ペイン: テスト ベンチ

説明

この設定を使用して、テスト ベンチ コード、データ、および補助関数を含むファイルの分割方法を指定できます。

ファイル名は DUT の名前、[テスト ベンチ名の接尾辞] プロパティおよび [テスト ベンチ データ ファイル名の接尾辞] プロパティから次のように派生されます。

DUTname_TestBenchPostfix_TestBenchDataPostfix

たとえば、DUT の名前が symmetric_fir でターゲット言語が VHDL® の場合、既定のテスト ベンチ ファイル名は次のようになります。

  • symmetric_fir_tb.vhd: テスト ベンチ コード

  • symmetric_fir_tb_pkg.vhd: 補助関数パッケージ

  • symmetric_fir_tb_data.vhd: データ パッケージ

DUT の名前が symmetric_fir でターゲット言語が Verilog® の場合、既定のテスト ベンチ ファイル名は次のようになります。

  • symmetric_fir_tb.v: テスト ベンチ コード

  • symmetric_fir_tb_pkg.v: 補助関数パッケージ

  • symmetric_fir_tb_data.v: テスト ベンチ データ

DUT の名前が symmetric_fir でターゲット言語が SystemVerilog の場合、既定のテスト ベンチ ファイル名は次のようになります。

  • symmetric_fir_tb.sv: テスト ベンチ コード

  • symmetric_fir_tb_pkg.sv: 補助関数パッケージ

  • symmetric_fir_tb_data.sv: テスト ベンチ データ

依存関係

このプロパティが選択されると [テスト ベンチ データ ファイル名の接尾辞] が有効になります。

このオプションはモデル全体を選択した場合は無効になります。[HDL を生成] 設定で DUT を選択してください。

設定

Off (既定の設定) | On
On

3 つの異なる HDL ファイルに書き込みます。テスト ベンチ コード、補助関数、およびテスト ベンチ データがそれぞれ個別のファイルに格納されます。

Off

2 つの異なる HDL ファイルに書き込みます。一方のファイルに HDL テスト ベンチ コードが格納されます。もう一方のファイルに補助関数パッケージとテスト ベンチ データが格納されます。

ヒント

このプロパティを設定するには、hdlset_param または makehdltb を使用します。プロパティの値を表示するには、hdlget_param を使用します。

たとえば、次のいずれかの方法を使用して sfir_fixed モデル内の symmetric_fir サブシステムについて、このパラメーターを指定できます。

  • プロパティを引数として関数 makehdltb に渡す。

    makehdltb('sfir_fixed/symmetric_fir', ... 
                'MultifileTestBench', 'on')
  • hdlset_param を使用すると、モデルにパラメーターを設定してから、makehdltb を使用して HDL コードを生成できる。

    hdlset_param('sfir_fixed', 'MultifileTestBench', 'on')
    makehdltb('sfir_fixed/symmetric_fir')

推奨設定

推奨なし。

プログラムでの使用

パラメーター: MultifileTestBench
型: 文字ベクトル
値: 'on' | 'off'
既定の設定: 'off'

バージョン履歴

R2012a で導入