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サンプル間の入力データをホールド

サブレート信号値を有効な状態に保持する時間を指定する

モデル コンフィギュレーション ペイン: テスト ベンチ

説明

サブレート信号値を有効な状態に保持する時間を指定します。

依存関係

このオプションはモデル全体を選択した場合は無効になります。[HDL を生成] 設定で DUT を選択してください。

設定

On (既定の設定) | Off
On

サブレート信号のデータ値は、N 基本レート クロック サイクル間、有効な状態に維持されます。ここで N は、サブレート サンプル 1 周期中に経過する基本レート クロック サイクルの数です (N >= 2)。

Off

サブレート信号のデータ値は、1 基本レート クロック サイクル間だけ有効な状態に保持されます。以降の基本レート サイクルについては、データは次のサブレート サンプル周期の立ち上がりエッジまで不明な状態 ('X' で表現) となります。

ヒント

多くの場合、[サンプル間の入力データをホールド] を既定値 (オン) にすることが最適な設定です。この設定は、サブレート信号が各基本レート クロック周期の間に有効な状態に維持される Simulink® シミュレーションの動作に一致します。

たとえば、メモリのモデル化やメモリ インターフェイスなどの場合、[サンプル間の入力データをホールド] をクリアするほうが適切なこともあります。このようにすると、データがいつ無効 ('X') な状態になるのかについて診断情報を取得できます。

このプロパティを設定するには、hdlset_param または makehdltb を使用します。プロパティの値を表示するには、hdlget_param を使用します。

たとえば、次のいずれかの方法を使用して sfir_fixed モデル内の symmetric_fir サブシステムについて、このパラメーターを指定できます。

  • プロパティを引数として関数 makehdltb に渡す。

    makehdltb('sfir_fixed/symmetric_fir', ... 
                'HoldInputDataBetweenSamples', 'off')
  • hdlset_param を使用すると、モデルにパラメーターを設定してから、makehdltb を使用して HDL コードを生成できる。

    hdlset_param('sfir_fixed', 'HoldInputDataBetweenSamples', 'off')
    makehdltb('sfir_fixed/symmetric_fir')

推奨設定

推奨なし。

プログラムでの使用

パラメーター: HoldInputDataBetweenSamples
型: 文字ベクトル
値: 'on' | 'off'
既定の設定: 'on'

バージョン履歴

R2012a で導入