C コンパイラとコンパイル オプションの設定
C コンパイラのセットアップ
Fixed-Point Designer™ により、サポートされているインストール済みのコンパイラが自動的に検索され、使用されます。サポートされているコンパイラの最新のリストについては、サポートされるコンパイラを参照してください。
mex -setup
を使用して既定のコンパイラを変更できます。既定のコンパイラの変更を参照してください。
C コード コンパイラ構成オブジェクト
MEX ファイル用の C コードを生成するために、MATLAB® ではコンパイルを詳細に調整するための構成オブジェクト coder.mexconfig
が提供されています。MEX コンパイル オプションを設定するには、次の手順に従います。
コンストラクター コマンドを発行して、MATLAB ワークスペースでコンパイラ構成オブジェクトを定義します。
MATLAB のコマンド ウィンドウに、コンパイラ オプション と現在の値のリストが表示されます。comp_cfg = coder.mexconfig
必要に応じて、コンパイル オプションを変更します。コマンド ラインでのドット表記を使用したコンパイル オプションの変更を参照してください。
-config
オプションを使用してfiaccel
を呼び出し、引数として構成オブジェクトを指定します。fiaccel -config comp_cfg myMfile
-config
オプションによって、fiaccel
に対し、comp_cfg
のコンパイル設定に基づいてmyFile.m
を MEX 関数に変換するように指示が送られます。
コマンド ラインでのドット表記を使用したコンパイル オプションの変更
コンパイル オプションの値をドット表記を使用して変更するには、次の構文を使用します。
configuration_object.property = value
ドット表記では代入ステートメントを使用して構成オブジェクトのプロパティを変更します。たとえば、最大サイズの関数をインライン化し、インライン関数のスタック サイズ制限を MEX の生成中に変更するには、コマンド ラインで次のコードを入力します。
co_cfg = coder.mexconfig co_cfg.InlineThreshold = 25; co_cfg.InlineStackLimit = 4096; fiaccel -config co_cfg myFun
fiaccel での競合オプションの解決方法
fiaccel
では、構成オブジェクトを使用して指定したオブジェクトも含め、すべてのオプションの和集合が使用されるため、任意の順番でオプションを指定できます。