アプリケーションに適したワークフローの決定
MATLAB® コードを固定小数点コードに変換するには、2 つの基本的なワークフローを利用できます。
手動によるワークフロー
手動によるワークフローでは、固定小数点型を最適化するための最大限の制御を得られますが、固定小数点の概念についての十分な理解が必要です。
詳細は、手動による固定小数点の変換のベスト プラクティスを参照してください。
自動化されたワークフロー
fiaccel関数により、固定小数点の概念についての十分な知識がなくても MATLAB コードを固定小数点コードに変換できます。ただし、このワークフローでは、データ型に対する制御が弱くなります。詳細は、固定小数点の自動変換のベスト プラクティスを参照してください。
| 手動によるワークフロー | 自動化されたワークフロー | |
|---|---|---|
| 完全に自動化された変換 | ✓ | |
| 固定小数点に関する専門知識をそれほど必要としない | ✓ | |
| ターンアラウンド時間の短縮 | ✓ | |
| シミュレーション範囲の解析 | ✓ | ✓ |
| 静的範囲の解析 | ✓ | |
| 反復的なワークフロー | ✓ | |
| 移植可能な設計 | ✓ | ✓ |
| データ型に対するより詳細な制御と最適化 | ✓ | |
| データ型の推奨 | ✓ | ✓ |
| ヒストグラムのログ記録 | ✓ |